梅干しの作り方 作ってみると意外に簡単です!!

梅干し

写真AC HiCさん

梅干しを自宅で作る。昔、母に教わったのですが、やはり、忙しさにまぎれてついつい買ってしまいます。

今年はちょっと考えを改めて、手間ひまはかかるけれど、自分で漬けてみようと思いたちました。

梅干し作りに必要なものをリストアップするところから。

梅(完熟梅)   1kg
粗塩(あらしお) 180~200g
赤紫蘇 1束
焼酎 消毒用 少々
容器 ガラス瓶、カメ
重石 2kgぐらい
ヘタを取るために 竹串か、爪楊枝

ざっとこんな感じで準備しました。

梅干しを自宅で作ってみる!

梅天日干し

写真AC カッパリーナさん

梅1kgに対して塩200gつまり、塩20%の塩分のプレーンな梅干しを作ります。

最近は減塩ブームで昔ながらの梅しがなかなか見つからないこともあります。

梅1kgは一粒一粒優しく丁寧に洗います。ヘタを竹串で丁寧に外します。

キッチンペーパーで1つ1つ優しく、しっかり拭き上げます。

梅干しを漬ける容器はガラスビンか、カメなどがいいですよ。何年でも保ちますから。

容器と道具類は熱湯消毒か、焼酎を使って消毒しておきます。消毒に使った焼酎は捨ててくださいね。

容器に梅、塩、梅、塩、と重ねて最後に塩で終わります。梅を上から覆うように塩を載せます。

フタになる2kgくらいの重しをして水(梅酢)が上がるのを待ちます。

赤紫蘇を入れる用意をします。紫蘇は入れなくてもできますが、今回は赤い梅干しを漬けます。

赤紫蘇の枝をとり、よく洗います。水気をキッチンタオルで一枚ずつとります。

20gの塩でアクを揉み出します。黒い水が出るのでもう一度きっちり絞ってから、20gの塩を使いもう一度揉み出します。よく絞ってボールに入れます。

梅から上がっている水(梅酢)に、キッチリ絞った赤紫蘇をふりかけるように混ぜると、奇麗な赤色の梅酢になります。

梅の上に赤紫蘇でフタをして、重石を載せて、梅雨が明けるのを待ちます。

梅は土用に干すものと母から教わりましたが、最近は天候が不安定で、土用に限らず、天気が続く日を狙って、3日3晩干します。

ザルに並べて、埃がかからない風通しのいい所に干します。うちはベランダしか干し場がありません。

友人は外の物干しに竿を2本並べて干しているそうです。干し上がったらほっとします。梅干し完成です。

そのまま保存袋にいれて冷蔵庫で保存してもいいですが、もう一度カメに戻して冷暗所に置いておきます。

カメに戻した梅は翌年の土用の頃にまた干します。そうして、3年もの、5年ものと重ねてゆくうちにまろやかな梅干しになります。

カリカリ梅の漬け方

カリカリ梅の必需品は卵の殻2個分です。卵の殻は薄皮を丁寧に取ります。

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天日に当ててよく乾かしておいて下さいね。卵の殻は砕いてガーゼに包みます。

梅は新鮮な青梅です。我が家は近所の八百屋さんに1㎏注文します。

カメの底に塩を振り、梅、ガーゼの卵の殻をおきます。塩、梅と並べて最後が塩です。後は梅干しと同じです。重石をして梅酢がフタの上に上がるのを待ちます。

小梅の場合は1日2回カメを回すと平均的に塩が行き渡ります。3日間頑張って下さい。

赤紫蘇は梅干しの作り方で説明した通りです。小梅の上に敷き詰めて、半分の重さの重石に変えます。1kgの重石です。

1か月ほどで重石をはずして、保存容器に入れて冷蔵庫で保存します。

3か月くらいで食べきりましょう。

おにぎりに入れる梅を工夫してみたら

おにぎりに入れる梅をちょっと日替わりにしてみました。みなさんも工夫されていると思いますが、あえてお伝えしますね。

小鉢に梅を入れて削り節と和えます。
麺つゆや出汁醤油を2、3滴垂らしておにぎりの具にします。

大人用ならわさびを少し混ぜても美味しいです。梅の果肉を刻んで昆布の佃煮と一緒に叩きます。昆布梅も美味しい具ですね。

そのままの和えた梅(カツオ節わさび)や(梅こんぶ)は、小ねぎの小口切りを少々プラスして麺つゆ適量を入れてお湯を注ぐだけでさっぱりしたお吸いものになります。

まとめ

蜂蜜梅やまろやか梅、味付け梅もたまにはいいですが、シンプルなしわしわの梅干しが懐かしく、食べたくなります。

母が作った梅が届かなくなり、自分で作ることになりました。今では母の代わりとばかりに、兄弟たちに届けます。

誰かが受け継がないと途絶えてしまいますから、みなさんもやってみて下さい。

意外に簡単なんですよ。梅干し、梅酒や梅ジャムに挑戦したら、あとは杏やカリンなど、季節の果実酒にも挑戦してみて下さい。

それぞれ日持ちがします。

ジャムは甘さも調整できますから、フルーツの味を楽しむことができますよね。

朝は自家製のジャムがテーブルに並びます。ほんの少しの手間で、1年中楽しむ事が出来るんです。

四季折々、毎年の行事のように、やる事がある暮らしを楽しみませんか?

家族の評判もとてもいいんですよ。八百屋さんに行って見切り品の完熟フルーツがあれば、つい手が伸びてしまいます。

そういえば、昔のおやつに、梅干しを竹の皮に包んで渡されることがありました。

チュウチュウ吸うだけの素朴なおやつでしたが、今でも時折ふっと思い出します。

梅ジャムは先日お饅頭のあんこにして、おやつにしました。近所のお年寄りは喜んでくれたのですが、家族には今ひとつ食べ慣れない味だったようで、普通の饅頭がいいと言われてしまいました(笑)。

梅あんは、大福の方が合いそうです。たまには失敗もしま~す。

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