全国の梅の名所を巡ってみたい! 今回は九州福岡の梅の名所7選!

梅の花

桜前線ならぬ、梅前線をお届けします。

梅巡りは福岡県北九州市からスタートしま~す!

梅の花の香りはふんわり甘い香りです。都会の中の一本の梅の木は、
ほのかな香りで、気がつかないこともありますよね。

のんびりと梅を見に行きましょう。

梅ってこんなに素敵な香りだったんですねぇ。

梅の名所で春を感じよう!

梅の香りや開花の時期には懐かしさがこみ上げてきたり、
慌ただしさの中で、
忘れてしまったものを取り戻した気分になれますよ。

日本全国で先に暖かくなる九州で、
気になった所を7か所ご紹介!

三岳梅林公園(みつたけばいりんこうえん)

ここは、花開く時期が少し遅めかもしれませんね。

見頃は2月中旬あたりから3月の中頃まで、
ぽつぽつと咲き始める頃の梅はとても可憐。

広い園内では紅梅と白梅の花が約350本咲き誇ります。

昔は護聖寺の茶園だった場所に、
大正13(1924)年、昭和天皇のご成婚を記念して、
地元の有志の方々の手により、梅が植えられたのです。

それがこちらの梅林の始まりです。

そして昭和54(1979)年には、北九州市がその土地を借地して、
整備された梅林公園として開園されました。
入園は無料です。

現在は九州各地から花見客が訪れ大変賑わっています。

露店も多数出て、食べたり、お土産を買ったり、
のんびりお花見ができますよ。

毎年決まって、2月下旬の日曜日には
「三岳梅林梅祭り」が催されます。

所在地:福岡県北九州市小倉南区大字辻三
お問い合わせ:093-582-2789 北九州市建設局公園緑地部みどり・公園整備課

アクセス
交通:
JR「小倉駅」→ 西鉄バス「中谷」乗り換え → おでかけ交通
(ひまわり号ジャンボタクシー、平日のみ定期運行)
「三岳入口」徒歩約20分
JR「小倉駅」→ 西鉄バス「中谷」下車・徒歩1時間
JR「小倉駅」→ 西鉄バス「中谷」よりタクシー約15分
駐車場:有料 シーズンのみ若干ですが、あります
トイレ:大2(和便器)、小1

白木谷梅林(しらきだにばいりん)

個人で経営されている梅園です。無料で開放されています。
北九州市八幡の白木谷貯水池に流れ込む草木川沿いにあります。
敷地内には1000本の梅の木があり、見事に咲き誇っています。
2月〜3月には観光客で賑やかになります。

所在地:八幡西区大字畑 草木川沿い(白木貯水池そば)

アクセス
交通:
西鉄バス「新石坂」下車 徒歩約40分
駐車場白木橋駐車場からは約1kmほど歩きます。徒歩15~20分程度
駐車場:
入口前に15台程度(道幅が狭いので注意が必要です)
白木橋駐車場は普通車97台、大型車5台
トイレ:園内にはありませんのでご注意ください。白木橋駐車場にあります。

八木山高原花木園(やぎやまこうげんかぼくえん)

丘陵地帯一面に季節の花が咲きます。
梅の見頃は2月下旬~3月下旬です
入園は無料です。

梅1500本をはじめとして、もみじ1600本、
つつじ7500本ほどを眺めることができます。

季節により、紫陽花やキンモクセイ、山桜などが咲き誇ります。

自然の姿そのままの日本の原風景を思わせる、
のどかな山の風景を楽しむことができます。

面積6万平米に花木約20,000本を植栽して、
四季折々の自然と美しい花々が楽しめます。

梅をはじめ、山桜、キンモクセイ、紫陽花、ピラカンサス
など季節によって移りゆく自然の営みをゆっくりご覧になるのもいいですね。

2月には観梅会、6月には梅ちぎり大会などお祭りも開催されます。

所在地:福岡県飯塚市八木山1148-21(八木山畜産センター近く)
お問い合わせ:0948-22-5500 飯塚市 商工観光課

アクセス
交通:
JR新飯塚駅下車 車で30分
車:
九州道福岡IC → 国道201号線経由15分
駐車場:50台

谷川梅林(たにがわばいりん)

福岡県南部に位置する、とても手入れの行き届いた梅林って印象ですね。

梅の木は三万本有ります。
谷川梅林では『夢たちばな観梅会』が催されて、多くの人で賑わいます。

普段は梅の栽培地ですが、この時期には、工芸品の販売や、
特産品の販売が行われて、賑やかに、観光地化しています。

たちばな観梅の行われている土、日、月、火曜日には、
ワインセラーで『竹あかり幻想世界』の催しものもあります。

平日は11~14時、土・日曜日は10~16時です。

トンネルを利用した竹あかりの中で行われる様々な音楽会です。
谷川梅林は九州の三大名園の一つです。
見頃は2月中頃から3月上旬です。

見学は自由ですが、この期間以外は私有地のため立ち入りはお断りしています。
園内は無料です。

ワインセラーには入場料が必要です。大人400円、中学生以下無料。
八女市役所庁舎から駐車場まで、シャトルバスが片道100円で運行されています。

所在地:福岡県八女市立花町谷川
お問い合わせ:0943-23-4941 八女市立花支所産業経済課商工観光係

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アクセス
交通:
JR九州羽犬塚(はいぬづか)駅 → 車で30分
九州道広川ICから国道3号経由8km 30分
駐車場:あり

太宰府天満宮(だざいふてんまんぐう)

太宰府天満宮と梅

太宰府天満宮の境内は落ち着いた風情の中に、
おみやげ屋さんが参道にずらっと立ち並んでいて、
たくさんの人でにぎわっています。

ここは日本有数の梅の名所で、御神木は飛梅と名のある白梅です。

高さは5メートルもあり、
枝の広がりは8メートルにもなりそうな古木です。

飛梅は境内の200種6000本の梅の木のなかで、
一番に花を咲かせることで知られています。

今年は12月、つまり去年のうちに開花したんですよ。
1988(昭和63)年には、市の天然記念物になりました。

そもそも太宰府天満宮に祀られている「学問の神様」と呼ばれる
菅原道真(すがわらのみちざね)は、800〜900年頃に活躍し、
日本中の人々から信奉を集めている学者であり、政治家・文士でした。

その死後、道真は「学問の神様」として厚い信仰を受け、
天神様と呼ばれています。
道真公の死の前は不幸でしたが、死後、その名誉は回復されています。

全国に菅原道真を祭神とする「天満宮」ができています。

その数約12000。太宰府天満宮はそのすべてをまとめる総本宮なのですね。
受験生の合格悲願を願うたくさんの学生さんたちが訪れてお詣りしています。

太宰府天満宮の梅のほとんどは、記念植樹や奉納されたものなんです。

梅まつりは盛大に行われて、俳句や短歌が披露されます。
太宰府天満宮には早咲きの梅もありますから、
2月中頃から下旬にかけてが見頃になります。

石村萬盛堂 太宰府店「鶴乃子」や、梅園菓子処「梅守」、
宰府まめやの「宰府アラカルト」など、有名なお土産もありますね。

所在地:福岡県太宰府市宰府4-7-1
お問い合わせ:092-922-8225

アクセス
交通:
博多 → 太宰府駅(博多バスターミナル、直通バス)約45分
西鉄福岡駅 → 大牟田線二日市駅(乗り換え) → 太宰府線太宰府駅
徒歩5分

宮ノ陣神社(みやのじんじんじゃ)

由緒正しき『将軍梅』という品種を観ることができます。

梅は、四角形に4本、その中央の内側に1本の、
合計5本が一群となって生い茂っています。

1359年に征西大将軍懐良(かねなが)親王が四万の兵を率いて、
戦をした折に紅梅を手植されたというのが由来です。

その古事にちなみ1888年に社殿が建てられ、
征西大将軍の懐良親王が祀られました。

1991年には懐良親王の御霊が合祀されました。

その時の梅が若芽を出し600年ものあいだ、
連綿と受け継がれてきたのです。
大きな梅の古木は市内最大級で、見頃は2月中旬から3月中旬です。

梅祭りは、「将軍梅 梅まつり」として開催されます。
当日は、子ども達による子ども相撲や、戦没者慰霊祭なども行われます。
入園は無料です。

所在地:福岡県久留米市宮ノ陣5-12
お問い合わせ:0942-34-4213 将軍梅梅祭り実行委員会

アクセス
交通:
西日本鉄道 西鉄「宮の陣駅」から徒歩約10分
九州自動車道  久留米ICから国道210号線経由 約4キロ、車で10分
駐車場:10か所ほど周辺にあります。有料

福岡城跡舞鶴公園(ふくおかじょうせきまいづるこうえん)

黒田長政が慶長6年から7年がかりで造ったお城福岡城は、
多門櫓や、大手門など、当時の壮大なお城の跡を留めています。

今は、国指定の史跡となっています。

福岡県福岡市中央区にある福岡城の本丸址を中心とする舞鶴公園。

梅園で約370本の梅が開花して、濃いめのピンクは、とても色鮮やかで、
梅園を美しく彩ります。

梅の香りって本当に春の訪れを感じさせてくれますね。

紅梅、白梅、しだれ梅を観ることができます。
また同時期に水仙も見頃を迎えますので、ぜひお出かけ下さいね。
入園は自由です。

所在地:福岡市中央区城内
お問い合わせ:092-781-2153 舞鶴公園管理事務所

アクセス
交通:
地下鉄大濠公園駅から徒歩8分
地下鉄赤坂駅から徒歩で8分
西鉄バス「大手門」「平和台鴻臚館前」「福岡市美術館東口」下車
徒歩5~8分
車:
梅や桜の花見時期には駐車場が大混雑します。
公共交通機関をご利用ください。
駐車場:あり 有料 141台 他、近隣のコインパーキングなど

まとめ

今回は九州の福岡限定で梅の鑑賞スポットを紹介しました。
梅前線を北上して行きますね。

梅は500種以上あります。そのうち鑑賞用の梅と、
食用の品種に分かれています。

全国の梅まつりでは、鑑賞用のしっかり剪定された
美しい品種の地を訪ねてみるのも、また栽培地の梅まつりで、
梅の味を堪能するのも楽しみ方の一つですね。

梅ジャムは私の好物なんですが、品種によるのでしょうか、
甘い香りの予想を裏切るような酸味があるものが好きなんです。

甘くて、香りが良い品もありますが、
なかなか酸味と甘みのバランスはそれぞれで、
ついついお出かけすると買って帰ります。

また最近では大ぶりのハチミツにつけた梅が流行りですが、
私はシワシワの天日に干した梅干しが好きなんです。

これも産地で手に入りますよ。

梅の名所はこちらもどうぞ↓

>> 梅の名所! 関東と穴場スポット!!

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