恵方巻きの方角ってなぜ年によって変わるの?

恵方の方角は、十干(じっかん)の暦と十二支、恵方の方角4方(南南東、東北東、西南西、北北西)が組み合わさって、5年で一周するそうです。
2019年は東北東になります。もう、先まで決まっているのですね。

そしてその方角には、歳徳神という神様がおられます。
「としとくじん」または「とんどさん」と読みます。

毎年年の瀬になると書店に山と積まれる暦があります。
ご覧になったこともあるでしょう?

歳徳神はどの暦でもだいたい最初のページに載っています。

その年に歳徳神がいる方向が恵方として、良い方向になります

なにかをするときには歳徳神のいる方向に向かっていれば、良い結果になるとされています。

恵方の方角は5周期で変わります。
けれども、恵方の方角は全部で4種類なのです。

西暦の下1桁

その年の恵方

「1」・「6」 南南東
「2」・「7」 北北西
「3」・「8」 南南東
「4」・「9」 東北東
「5」・「0」 南西南

西暦の下1桁だけわかれば、あとは方角がわかるので簡単ですね!

因みに、わかりやすいように16方位で表記しましたが、本当は24方位で表すのでもっと方角も細かいんだそうです。

方位の説明は、詳しくは陰陽道の解説からしなくちゃっ、てことになりますが、ここはさらりといきますね。

歳徳神は女神様です。歳徳神については諸説ありますが、ご先祖様が神様になって戻って来るとか、牛頭天王の妃だとか、櫛の稲田姫説もあります。

恵方巻きの食べ方

恵方巻きを食べる女の子

恵方巻は、一年の福徳をつかさどる神様、歳徳神のいる方向に向かって、丸ごと食べます。丸ごと食べるのは、中の具材が七福だからなんです。
今年一年の家内安全や、商売繁昌を願って、恵方巻をいただくのです。

七種類の縁起のいい具材を詰めてありますから、丸ごと一本食べることで、縁を切らないってことにゲンを担いだ訳ですね。

または、福を芯に巻いているため福を切らない、という意味もあります。

そして、無病息災や家内安全を祈りながら食べます。
食べ終わるまでは無言と思っていましたが、別ルールが存在します。

また、海苔で巻いて真っ黒な見た目から、「鬼の金棒=鬼の金棒を食べてしまって鬼退治!」
なんて意味も込められているそうです!

節分にはぴったりの意味合いですよね。

これなら、子どもたちにも食べる意味を教えることができそうで、母ちゃんとしては大分ほっとしました(笑)。

お祈りしている間は無言で、途中で一休みしたり、汁ものを飲んでも大丈夫。

だいたいずっと無言なんて、子供には無理だし、お年寄りも丸ごと一本は無理ですよね。

だから、お子さんやお年寄りがいるご家庭では、小さめの恵方巻きを作ってあげて下さい。

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七福神にちなんで具材は七種です。

かんぴょう、しいたけ、でんぶ、三つ葉やキュウリ、アナゴを入れることもあります。

昆布やうなぎ、ゴボウなどもいいと思います。

いえ、全部いれるのではなく、七種類と決まっています。

節分は、立春の前日ごろです。
旧暦では、立春が元日だったので、節分は今でいう大みそかにあたるそうです。

恵方巻きを食べる時間も諸説ありますが、節分の豆まきをして、家を清めてからがいいでしょう。

つまり、夜の時間帯ですね。

でも、これも決まりとしてあるわけではないので、昼に食べてもいいのですよ。

受け継がれてきた決まりは、昔はあったかも知れませんが、食べる時間は曖昧です。

恵方巻って夏にも食べられるものなんですって?

恵方巻は、春の節分の日に食べますよね。

いつのまにか昔からあった風習みたいですが、恵方巻の歴史は浅く、食べられるようになったのは、幕末~明治時代にかけてで、大阪のお寿司屋さんがはじめたんだそう。ただ、これも諸説あるようです。
それなのに、食べ方さえインプットされてしまいましたね。

なんでも広島のコンビニが、そういった大阪の風習に目を付けたところから、全国展開のコンビニのキャンペーンに取り上げられて、急速に全国に拡大したようです。

夏の恵方巻は2011年に立秋に向けて、コンビニ大手がスタートしたのをきっかけに、次々とコンビニ大手4社が販売をはじめました。

年4回の節分がビジネスチャンスとなれば美味しい話しですね。

元々商売繁昌の神様でもありますから、恵方巻は予想以上のヒットに繋がったのかも知れませんね。

さて、夏の恵方巻は定着するのでしょうか。

まとめ

土用の丑の日にはうなぎを食べる習慣がありますよね。

仕事で遅くなって、うなぎを買いそびれてしまったので、何か夕食になるものはないかなとコンビニに立寄りました。

お弁当の棚にうな重が二つ残っていました。
予約にキャンセルが入ったため残ってしまったようです。
しかも、立派なうなぎです。

価格も百貨店に劣らない。確かひとつ1,700円だったと思います。

コンビニでこの価格には抵抗ありましたが、約束のうな重が夜中に買えたことのほうがありがたく、しかも美味しい。

今年の土用の丑の日にもコンビニを覗いたけれど、棚には無かったんですよ。
やっぱり予約しないとダメなんですね (笑)。

コンビニが日本の節句に目を付けたなら、伝統行事が継承されて行くかも知れないという期待感があります (笑)。

ところで、夏の恵方巻き商戦は春の半分ほどの販売量にとどまったようです。
年に4回はやり過ぎではないかなぁ。

ハロウィンにクリスマス、お正月、節分、ひな祭り、子供の日、バレンタインデー、ホワイトデー、七夕祭りには、すでにコンビニが参入していますよね。

クリスマスがあるのだから、花祭りもあってもいいかも。
花祭り知っていますか?お釈迦さまの生誕祭ですよ。

甘茶をお釈迦様の像にかけて、そのあとに振るまわれます。

十五夜、七五三はありましたっけ?
七五三は予約で何かしているかもですね。
余談でした。

日本の伝統がまさかコンビニで継承されてゆくとは、ひと昔まえなら、だれも考えていなかったかも知れませね。

伝統行事が失われてしまうのは寂しいものです。
きちんと意味まで継承されるのでしたら、嬉しいことですね。

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