鯉のぼりは嫁の実家が用意するもの?

子どもの日

鯉のぼり、といえば男の子の節句を連想します。

青空に、風に吹かれて鯉のぼりが悠々と泳いでいる様は、
5月の爽やかな空気や木々のみどりと一緒になって、
何だかとても楽しい気分になるものです。

身内で男の子の初節句をお祝いする相談が上がって来て、
まず、鯉のぼりか兜か、5月人形かといろいろ意見が出ているようです。

けれど、やっかいなのは、誰が買うの? という問題です。

両方の祖父母が
お祝いすると言い出した?

地域によって様々なのでしょうが、
雛人形も5月の節句の人形も、
嫁の実家がお祝いとして買うもの、となんとなく聞いていました。

私としては、決して裕福ではない実家にそんなことを要求して、
負担をかけるなんて考えられません。

びっくりするほどのお金持ちなら別ですが(笑)。

お祝いをどうすればいいのか悩んでいる妹は、
お義母さんから、「鯉のぼりくらい、キチンと立ててお祝いしなきゃ」
と、暗に実家に買ってもらいなさい、と言われたようです。

妹の夫は、「母親が勝手に言っていることだから気にしないように」
と言うのだそうです。

かと言って、義弟は自分の母親に一言「いらないから」
とでも言ったのか思ったら、それについては何も言っていないという。

こういう態度が一番困りますよね。
そこは旦那が一言自分の親に言うべきことなのに。

そうこうしている内に、妹の義両親が「自分たちが買ってやる」
と言いだしたのだとか。

実家の庭に鯉のぼりを立てる竿(?)を立ててそれに揚げるから
見に来い、と言っているのだそうです。

因みにゴールデンウィークは何も予定がなかったので、
それもお誘いのきっかけになったのだとか。

今年の長いゴールデンウィークに一つも予定がない?
義弟はゴールデンウィークでも、休めない仕事なのです。
自分の息子の仕事を知らないわけじゃないのに・・。

うん? 何だか人生相談のような内容になってきました (苦笑)。

子どもたちと楽しくささやかにお祝いをしようと思っていた妹は、
困惑しています。

最終的には、妹が子どもたちを連れて、
日帰りで行ってきてもいいのだけど・・、と言い出す始末。

気の小さい妹は、お義母さんに気を遣って断れない。
それを見越して、お姑さんは「じゃあ、待ってるから」
と一方的に電話を切ってしまったようです。

お祝いをして下さることは有り難いことなのですが、
行ったら行ったで、自分の実家の事をくどくどと言われるのは、
ちょっと辛いですもんね。

それに、何といっても小さい子どもを連れて(甥は生後10か月)、
ゴールデンウィーク真っ只中を電車を乗りついで行くのは
大変だろうと思います。

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その話を聞いた私の実母は、「じゃあ、うちは? 兜でも贈ろうか?」
と言ってきたとか。

年金生活者の両親は今までにも、上の子のためにお雛様を買ってくれたり、
入園祝いをしてくれたりと、相当大変なのではないかと、
私などはひそかに心配しているのです。

ここはどうにか角を立てずにやんわりと、義弟から言ってもらえたら、
というのが妹の本音なんです。

アパートのベランダに可愛らしい鯉のぼりを立てて、
肝心の子どもが自分の家で、
毎日目にすることが一番だと私は思うのですが・・。

兜の件は、妹が母に断りを入れたそうで、
僅かながらお祝い金を送ってきてくれたとか。

男の子のお祝いは
元気で健やかに育つようにということなのに?

柏餅

九州では、お嫁さんの実家が用意するのだそうですね。
別居している場合はどうなのかは分かりませんが。
雛人形といい、お嫁さんの実家は大変ですよ。

また、男の子が元気で健やかに育つようにとお祝いされることは
鎌倉時代かららしいのだけど、
最近はあまり流行らないことだと思います。

核家族化が進んで、その意味ではおじいちゃん、おばあちゃんたちが
気にかけてくれるのは良いことではないのかな?

また、地域の風習の違いや、考え方の違いなどはどこでも、
いつでもある事ですよね。お互いに人間なんですから。

その度に話し合いを重ねて、お互いに理解し合う努力をしないと、
関係がどんどん希薄になって、分かり合えることがないままに
なってしまうかもしれません。

妹の旦那がその役割をきっちりと果たしてくれればいいのですが。

義弟がしっかりと、
子どもの見える場所で鯉のぼりを揚げてやりたいから、
といえば、義両親は無理強いはしないと思うのだけど・・。

また、日帰りでとっとと帰られたら、
それはそれでまたもめることになるのかも? (汗

さいごに

全面的に時代がスッと変わるのではなく、
今はその過渡期かもしれません。

その狭間で、年を重ねた親世代は寂しい思いをしている?
のかもしれませんね。

要は、孫可愛さから出た好意ですから。

けれど、鯉のぼりは子ども自身が毎日その目で見て、
そんなお祝いがあったことを覚えていくもの。
だから、長い時を受け継がれているんですよね。

おじいちゃん、おばあちゃんたちの
自己満足のためにあるのではないはずですし、
もうそろそろ、遠くなってきたしきたりなどを
楯にはできないと思います。

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