初節句は華やかです。女の子って母親にとって夢あり希望あり!

生まれた女の子が初めて迎える節句をお祝いするのが、桃の節句です。

節句というのは旧暦の季節の変わり目にあたる日です。
節句には子孫繁栄や無病息災などを祈り、神様にお供物を捧げます。
節供とも表します。

3月3日、桃の節句はお雛祭りの日でもありますね。
雛祭りは桃の節句のお祝い行事です。

初節句は親族が集まり、盛大にお祝いしたものですが、
今ではそうして集まることも少なくなりましたね。

初節句は祖父母にとっても嬉しい日です。両家の祖父母や、
お祝いを下さった友人、知人を招いてお祝いしましょう。

女の子の初節句はいつから飾るものなの?

赤ちゃん女の子

初節句のお祝いは、生後間もない場合は翌年に持ち越すこともあります。

お母さんの産後の健康状態やお子さんの成長具合によって、
ゆっくり用意ができる翌年にするのもいいですね。

女の子の初節句の飾りですが、立派な段飾りを早く見せたいと、
年明けすぐにかざる地域もあります。

本来は、雨水(うすい)の日がいいと言われています。
雨水の日に飾ると、よい旦那様に巡り会えるそうですよ。
雪が雨になり、氷が水になる。農耕の準備が始まるころです。

雨水は2月18日、19日頃です
えー、そんなに早く飾るの?それは無理!
昔ほど家が広くないしね、そんなに長いあいだは飾れません。

それなら、友引や大安の日に飾れば大丈夫です。
ただし、1日前はダメですよ。一夜飾りは良くないのです。

また雛壇を片付けるのは、啓蟄の頃がよいとされています。

啓蟄は3月6日頃ですね。お雛祭りが済んだら、早いうちに片付けましょう。
片付けるのが遅れると、嫁に行きそびれるなんて昔は言われていたんですよ。
だからって気にしなくてもいいんです。根拠はありません(笑)。

女の子の初節句は、
実家ではなにか特別にすることがあるの?

そうですね、最近は親の世代でも、うやむやになりがちですが、
一般的には嫁の実家がお雛様を買うのです。

でも双方が知らなかったら、ひな壇が二つになった、
なんて話も聞いたことがあります。またどちらが買うかでも揉めたとか。
ですので、自分たちで出来ることをすればいいんです。

お祝い事で揉めないように、それとなく探ってみることにしましょう。
本来は、女の子は嫁の実家が雛飾りを用意、
男の子は旦那様の実家が五月人形を買うのです。

また、節句の祝い方は地方によっても随分違うので、
そうした場合は旦那様側を立てるもののようです。
時代が変わってきましたからね、
それぞれの実家に無理をさせないよう気配りも大事ですね。
またお婿さんだったら奥様側にお伺いを立ててくださいね。

お嫁さんの実家で良くある失敗が、見栄というか、
娘に恥をかかせたくないなんて理由で張り切り過ぎちゃうことですね。

スポンサーリンク

七段飾りのお雛様が、2DKのマンションに突然届いたら、
寝るところがなくなってしまいます。
そうそう、ここでもお伺いを立てるのですね。

日本の風習に欠かせないのが、お伺いを立てるということ、
要は探りを入れるわけです。

先方にお祝いを包むんだけど、一万くらいでいいかなぁとか。
それを誰に相談するかがまた難しい。

お金を包む場合は、多くてても駄目だし、少なくても駄目。
いっそのこと、はっきりしてほしいと、何度思ったことか。

その点お雛様だったら娘や息子に気軽に聞けますね。

お雛様、素敵なのあったけど、七段飾りを飾るとこあるの?
とかですね。あれは確かにかなり場所を取りますよ。

私の小学校時代のクラスメートが自宅に誘ってくれて、
雛壇飾りを見せてもらいましたが、
お部屋の半分を段飾りが占領していました(笑)。
今でもあれは忘れられませんね。本当にいい思い出になりました。

雛壇飾りイラスト

まとめ

嫁いで、一番気苦労になるのが、イベントですね。
町内会の催しひとつでも、大変ですよね。
雛祭りだって、場所によっては、向こう三軒両隣を呼んで食事会をしたりね。
本家に行って、親戚一同が集まってお祝いするとかね。

呼ばれて、お客様で行く時も、ガラスケースのお人形をお祝いに持参する、
なんて地域もあるから、侮れません。

とにかく、田舎に嫁いだら、親兄弟とはトラブルを起こさないこと。

近所とは、様子がわかるまでは、
両親のすることをよく見て地域に馴染んでいきます。
だからお祝いごとの日は学ぶ日でもありますね。

お招きされたときに気をつけるのは、席順です。
どこに座るかわからない時には、主催者に聞いて下さい。

近所の集まりでも、上下がありますから気をつけること。

お雛様は古来から人型とされ、
生まれてきた赤ちゃんの成長を願って様々な厄災を人型に移して、
川に流してお清めをしたのが由来です。

紙の人型から、人形になり、雛祭りが行われるようになりました。
お雛様を飾ると、特にママさんは、やはりしみじみと娘の姿が重なり、
華やかな将来を思い描くものですね。

母親はいつも、同性の娘には特別な思いを持っています。

綺麗で素敵な女性に育って欲しい。
誰にも好かれる優しい女の子になって…とか。
素敵な人を射止めて、幸せになって欲しい…。
健康で、人に秀でたものを身につけて欲しい…。

それは欲ばりな夢です。でも、母親なんですから、夢を見てもいいんですよ。

お雛様を出して並べるとき、また薄紙に包んで片付けるときには、
娘さんと二人でお人形の意味や役割なんて話して聞かせるといいですね。

初節句なら、翌年のお節句には手を出してきますよ~(笑)。

⇒ ひな祭りの由来とお祝いする意味とは?

スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする