子どもたちは言うことを聞かない、家の中を走り回る。
それを何度言ってもやめない。
そんなふうにイライラすることはちょいちょいあります。
けれど、もっと小さい頃には、確実に怒鳴り散らしていました。
情けないけど、子どもを叩いたりもしました。
一番大変だった時期は、下が0~2歳、上が2~4歳のときでしょうか?
下は完全母乳で、いつもおっぱいを吸ってました。上は年中からの保育にしたので、時間を持て余し、相手をしてほしくて、仕方ない年頃でした。
ほんとに辛かった。大変だった。
早く大きくなってくれ~~といつも思っていました。
今、毎日イライラしてるママさんたちの気持ち、よーくわかります。
でも、逃げられないじゃないですか。
母親は、子どもを置いて遊びに行けません。
おっぱいを貸してくれる人はいません。
イライラする毎日を、どうやって乗り切ったか…。
今の辛い日々が、「あの時、辛かった~」と笑い話になりますよ。
イライラを減らすためには自分を変えよう
ママさんたちはどんなことで、子どもにイライラするのでしょうか?
どこも同じように、子どもが言うことを聞かないとき?
何をしても泣き止まないとき。
時間がないときに、子どもがモタモタしてるとき。
子どもに痛いことをされたとき。
何度も繰り返し、失敗をしたとき。
思うように物事(家事・外出・食事)が進まないとき。
眠いとき。
お腹が空いてるとき。
何だか永遠に書けそうです。
とにかく、イライラする日はないくらいたくさんあります。
内容を見ても、すぐ解決できないことばかりです。
でも、よーく考えてみてください。
相手は子ども。ロボットじゃ、あるまいし急に変わることなんてあるわけがないのです。
なのに、私たちは、毎日、やきもき、プリプリ・・。
おかしいですね(笑)。
じゃあ、子どもたちを変えることは無理なので・・。
いえいえ、決して、優しい怒らないママになる、ということではありません!!!!
心でイライラしますが、うまく自分の気持ちをコントロールして子どもを叱るとき「伝えたいことをきちんと伝えたい!」と考えたのです。
要するに、自分を変える=コントロールするコツを掴むこと。
うまくコントロールできれば、子どもを怒る回数も減りますし、ママさんも、以前よりは穏やかに過ごせるはずです。
では、コントロールするためは、何をしたらいいのでしょうか?
イライラする時は 1人になろう!
イライラする感情は、抑えようとするとさらに騒ぎます。
出産直後なら、なおさら・・。生理前なら、ブレーキは効きません!
つい子どもを叱りたい!とイライラしたら「1人になりましょう」。
トイレやお風呂場、キッチンなど、子どものいる場所から離れましょう。
壁に向かって、座布団を投げる。クッションに顔をうずめて、大声を出す。
文字にイライラすることを書きなぐる。
母親に電話して、話を聞いてもらう。チョコをバク食いする(?)。
無理に抑えようとすると、自分の感情を違うものへぶつけたくなります。
そう、子どもに感情的に怒ってしまいます。
「私はイライラしてるんだ。イライラするとこうなるんだ」と、苛ついてる自分をしっかり観察しましょう。
表情、呼吸の仕方、体の硬直、手足の冷たさ、それが見えてくると、すこーし落ち着きます。
落ち着いた時もきちんと観察しましょう。
体が緩む、深い呼吸、体が温かくなる、脱力感誰でもイライラするんです。
イライラする私は、ダメなんかじゃない!!! そのことをきちんと認識しましょう。
イライラしないために やれることをやってみませんか?
下の子はとても神経質で、いつもイライラさせられました。
特に、靴下や洋服のしめつけが大嫌い。
靴を履くときは、しわが入らないようにと、靴下のかかとをグイグイあげまくります。
「靴下、気持ち悪い」と本人がイライラして玄関でギャン泣き。
出かける前からため息が出たものです。
それから、女の子なのですが、楽なズボンしか履かず、毎日毛玉だらけの、スウェットズボンばかり履きたがりました。
おしゃれさせたいのに・・。人が見たら、これしか履かせないの?と思われないかと・・。
いつもそんなことを考えながら、毎日そのズボンが履けるようにせっせと洗濯をしたものです。
そんなイライラする私を見て、母に言われてしまいました。「あんたもピンクのジャンパースカートしか履かなかったよ」
そうだったの!私たち親子は似た者同士? それを知ってから、覚悟が決まりました。
よ~し、ずっとこのズボン履かせてやろう!
そうだ! このズボン同じ色、もう一枚買ってこよう。
靴下も、お気に入りのものと同じ形を買い足そう。
親も子もストレスが溜まらないように、やれることはやろう! という、考えになりました。
覚悟が決まれば、ノンストレスです(笑)。
食事を食べ散らかすなら、下にシートを敷いてしまう。
兄弟で取り合いをするなら、時には同じものを二つ用意する。
落書きする時は、大きい模造紙などに好きに描いていい場所を作る。
朝、急いでいるときは余裕を持って準備する。など、イライラしないために先手を打つことにしました!!
子どもの気持ちを聞いてあげよう
特に兄弟げんかが起きると、まず上の子を叱っていました。
いつも上の子に我慢させると、ある日から上の子は拗ねて、私に本心を言わなくなりました。
「どうせ僕の、私の気持ちは、聞いてくれない。すぐ怒るから、ママには話さない」というのです。
私はドキッとしました。
ああ、そういえば、子どもの気持ち(そうなった理由)を聞いてあげていなかったな~と。
面倒なケンカが毎日あると、仲介も面倒くさくて「いい加減にしなさい!」と怒鳴って、終わりにさせていました。
でも、なんでこうなったの? と理由を聞いてみると母親の早トチリや誤解であったこともありました。
理由を聞いて、
「こうしたかったんだね」と一回気持ちを汲んであげてから、
「でも、いけなかったよ!」とか、
「こうしたら、よかったんじゃない?」などと寄り添って話すことで、いつもより素直に「ごめんなさい」の言葉が出てきました。
この繰り返しで、知らず知らずにしていた、兄弟間のえこひいきもなくなり、上の子の焼きもちも緩和されたようです。
子どもに、伝えたいことをきちんと伝えるためには、理由を聞くことが、とても大切なんだんなぁと痛感しました。
子どもには 具体的に話してあげよう
「何度も同じこと言わせないで!きちんと片付けなさい!」
ママが怒ったときに、言う言葉ベスト3に入りますよね!(笑)
でも、同じセリフを繰り返すだけでは、子どもはいつまでたっても片づけてくれませんでした。
ご存じですか? 実は、なんで自分が怒られているか、理由が分からない子どもがいること!
私、知らなかったんです。汗)
何が悪いのだろう?どうやったら、正しいのかが分からない。
だから、やり方をきちんと説明してあげたほうが、ママのイライラは、ぐーんと減ることがあります。
例えば、幼稚園の制服は、ここのハンガーにかけようね! 脱いだ靴下は、洗濯カゴにいれてね。
出したおもちゃはここの引き出しに片づけようね!
食べ物で遊ぶと、一生懸命作ったママは悲しいよ。
初めのうちは一緒にやって、できたらオーバーなくらい褒めて、抱きしめてあげました。
さぼる日ももちろんあるけど、子どもは嬉しくって、抱きしめてもらいたくて、「見て~やったよ!!」と、頑張ることが増えました。
子どもも褒められることが増えて、大満足!!
自分をきちんと大切にしよう
子どもが小さいうちは、いつも深夜1時頃に子どもが寝つき、朝パパの出勤時には、私は寝ていました。
パパを見送ることもせず、よくケンカしましたね。ごめんなさい・・。
自分のおしゃれは、まったくできず。
授乳中は体形も変わり、着れれば充分。
今よりも老けていたと思います。
私のあの頃の楽しみはパパに子どもを預け、美容院に出掛けることでした。
実家に行って、ご飯をご馳走になること。
サーティワンアイスクリームを食べること。
姉に子どもをお風呂に入れてもらい、私一人で入浴すること。
ペディキュアを塗ること。
深夜番組を見ること。
「たまには子どもを預けて、1人の時間をゆっくり過ごしてもいいんだよ!」
パパの言葉に救われました。
やってみると、なんとも言えぬ解放感!
出産後初めて、子どもから離れて美容院に行ったときのこと、今でも覚えています。
嬉しくって、嬉しくって・・。
家に帰ってから、子どもにも大らかに接することができることを確信しました。
子どものことを忘れる時間があってもいいんだな。自分を大切にしなくちゃ・・。
それから子どもと楽しく向き合うためにも、自分の時間を作るように、今でも心がけています。
まとめ
うまくコントロールできるコツを覚えておけば、きっと、子育てのイライラがいくつも減っていくことでしょう。
もう一度、おさらいしてみましょう。
・イライラを減らすためには自分を変えよう
・イライラする時は、一人になろう
・イライラしないために、やれることをやろう
・子どもの気持ちを聞いてあげよう
・子どもには、具体的に話してあげよう
・自分をきちんと大切にしよう
今、イライラ子育て真っ最中の人たちこそ、自分をきちんと大切にしてください。
ママが幸せな時間を持つことで、心が晴れれば、ママの言葉や態度が優しくなり、子どもにも笑顔が増え、知らぬ間に、穏やかな時間が増えることでしょう。
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