子供が毎日保育園に機嫌良く、楽しく通ってくれると、ママさんは安心してお仕事に集中することが出来ますよね。
けれど、毎朝保育園に預ける前にぐずったり、泣いてなかなか離れられなかったり、ついには保育園に行きたくない! と言い出したり・・・。
そんなわが子のことが心配になってしまったり、時には「もう! いいかげんにしなさい!」とイライラして叱ってしまったり・・・。
こんな経験がある方も多いのではないでしょうか?
毎日のことなので、一体何が原因なのか? どうしたらいいのか?
と悩んでしまいますよね・・・。
私自身、自分の子供を保育園に預けながら、保育士として働いていたので、子供を預ける立場、子供を預かる立場の両方を同時に経験していました。
保育園に行きたくないという子供と一緒に悩んで考えてみた
私が以前担任していたクラスのお子さんは、朝の受け入れ時にいつもママとなかなか離れることが出来ず、必ず泣いていました。
朝の延長保育時間に登園するので、担任以外が受け入れすることも多く、余計に不安定になっていました。
あまりにも毎朝泣くので、親御さんも最初は心配して連絡ノートに様子を書いてきていましたが、だんだんと忙しい朝のやりとりが、ストレスになっていくようでした。
お子さんが毎日保育園に楽しく登園することって、実は大切なことだったんですよね。
保育士としても、毎朝笑顔で嬉しそうに登園してきてくれると、こちらもとても安心ですし、嬉しくなります。
でも、現実はなかなかそうはいきませんね。
実際、毎日嬉しそうに登園してくるお子さんは、半分くらいかもしれません。
理由はもちろんいろいろあると思います。
朝しっかりと目が覚めていないため、グズグズしている、ママにもっと甘えたくて泣いている、体調が万全でなく、本調子ではない・・・、あるいは、昨日お友達と喧嘩していたらしい?
子供も、大人と一緒で毎日機嫌よく、楽しく、笑顔で・・・、というのは難しいものなのです。
先ほどのご家庭の例では、毎日保育時間が長く、お仕事が忙しいママは帰りが遅いことが多かったりしていたので、お子さんは夜は殆どパパと過ごすこと多かったんですね。
お子さんは、夜にママに甘えられなかった分、朝もっとママに甘えたい! ママと一緒にいたい! という気持ちがとても大きかったのかもしれません。
しかし実際は、ご家庭の事情もそれぞれありますから、お子さんの気持ちにすべて応えてあげることは、なかなか難しいですよね。
私自身も、毎朝預けるときにわが子に泣かれてしまうと、もうしばらく一緒にいてあげたいと思いながらも、時間がない! 仕事に遅刻してしまう! と焦ってしまって、結局子供が泣きながらこちらに手を差し伸べている状態に背を向けて出勤するということがよくありました。
保育園で朝のぐずりに悩む 解決するには毎日ギュッと抱きしめる?
では、どうしたらいいのか・・・。何かいい解決策はあるのかな・・・?
お子さんが保育園に行きたがらない理由は、それぞれ違うと思います。
まずはどうして嫌なのか、お子さんの気持ちが落ち着いているときにゆっくりと聞いてみましょう。
もちろん年齢によって応えられないこともありますし、自分でもなんで嫌なのかわからないという時もあると思います。
小さいお子さんほど、やはりただ大好きなママと一緒にいたい! 甘えたい! ということが多いと思います。
しかし、仕事にいかなくてはいけませんから、その気持ちにすべて応えてあげることは難しいですよね。
私もそうでした。
ほぼ毎日7時半から6時半近くまで保育園にお世話になっていたので、平日はわが子と過ごす時間は本当にわずかです。
なので、私がやっていたことは、毎日わが子をギュッと抱きしめること、そしてお話を聞いてあげることでした。
その上で「大好きだよ」と気持ちを言葉で伝えることもしていました。
この関わり方がすべてではないですし、わが子もこれで満足していたとは、正直今も思っていません (笑)。
しかし、これがその時に出来る自分の精一杯の方法でした。
逆に保育士の立場からいうと、絶対の解決策を見つけることはなかなか難しいんですよね。
ですが、悩んだときに相談して頂ければ、普段のやりとりの中で何が原因か糸口が見つかったり、ベターな方法が見つかったりすることもあります。
また、お話しすることで、少しでもママの気持ちが楽になって頂ければいいな、という思いもあります。
一人で悩んで抱え込まずに、保育士さんに相談してみることをおすすめします!
まとめ
わが子が毎朝ぐずったり、保育園に行きたがらなかったりすると、ママの方が心配やストレスが募るばかりですよね・・・。
そんな時は一人で抱え込まず、周囲に相談することも大切です。
特に、毎日お子さんの様子を見ている保育士さんに相談してみると、原因やいい方法が見つかるかもしれません。
お子さんのためだけでなく、きっと自分のためにもなるはずですよ。
親子にとって少しでもよい環境で毎日を過ごせますよう応援しています!!