子供の食べ物の好き嫌いって何が原因なの!?

子育てしているといろいろ悩みは尽きないものですが、とりわけ多いのが食事に関する悩みですね。

毎日我が子のためを思って一生懸命作っているご飯なのに、思うように食べてくれない・・・。

そして最近好き嫌いが多くなったような気がする。そんな子供に対して、ついイライラしてしまう・・・。

一日3回食事のたびに、はぁ・・・とため息をついてしまう、なんてこともありますよね。

好き嫌いなく、なんでも食べられる子に育ってほしい・・・。そう願うママさん、多いと思います。私自身ももちろんそうです。

保育士をしていた私ですが、私も同じ悩みを抱えながら子育てをしています。

私自身の経験も踏まえながら、食事の好き嫌いについて考えてみました。

子供の食べ物の好き嫌いが始まった?  原因はなんだろう?

食事風景

今まで機嫌良く食べていたものを、急に嫌がるようになってしまった!?
これって、好き嫌いがはじまったの!?

好き嫌いの原因は・・・これ! というはっきりとした答えは、正直わかりません。

というのも、何が嫌だったかはその子によって違い、それが味の感じ方によるものなのか、食感なのか、気分によるものなのか、と様々な要因が考えられるからです。

人間の味覚は、甘味、酸味、塩味、苦み、うま味の5つがあります。
発達の過程で、それぞれの味覚を獲得していくと言われていますが、その中で好みが変わっていくことは自然なことだと思うのです。

様々な味に触れていく中で、味覚も敏感になっていき、さらに、この味は好き、この味は嫌・・・、と子供自身もわかってきます。
ですから、好き嫌いは『成長の証』でもあるのです。

実際我が子も、以前は全く食べなかったブロッコリーを、ある時期から食べるようになったかと思えば、以前は大好きだったトウモロコシをしばらく振りに出すと、食べないのですよ??

好き嫌いや偏食を克服させるためにどう工夫したらいい?

成長とわかっていても、でもやっぱり好き嫌いは少ない方がいいに決まっていますよね。(苦笑)

いろいろな食材からしっかりと栄養を摂って、健康に成長してほしい! そう願っているのですが。

では、好き嫌いをなくしていくためには、どうしたらいいのか・・・。

正直、絶対的な方法はないのですね。自分も子供だったころを思い出すと似たようなことはありましたから^^。
けれども、工夫次第で好き嫌いを減らしていくことはできるのではと思います。

保育士としての経験では、毎日の給食でだんだんと好き嫌いが減っていくお子さんも実際多くいました。

食育という観点から心掛けていた、働き掛けていたことが、結果的には好き嫌いを減らすことにつながっているのだと思います。

では、食事で心掛けている大切なポイントをいくつかお話します。

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心掛けたい食事のポイント① 楽しい雰囲気づくり(喜び)

何よりもまずは、食事に対して良いイメージを持ってもらうこと、食べることを好きになってもらうこと、食事の時間が嬉しい! と感じてもらうことです。

これは、大人が必ず一緒に食べることが大切です。一緒に同じ食事を摂りながら、
「おいしいね」「一緒に食べられてうれしいな」と声に出して伝えること、共感することです。

子供が食べているうちに、と他の家事をしているママさんもいらっしゃると思いますが、出来る限りお子さんと一緒に食べましょう!

心掛けたい食事のポイント② 無理強いしない(安心感)

食べてほしい気持ちが強いと、つい無理強いしがちですよね。
「お野菜食べなさい!」
「なんでも食べないとだめでしょ!」

せっかく作ったお料理を子どもが食べてくれないと、イライラしてしまったり、叱ってしまったり・・・なんてあります。
その気持ち、とってもよくわかります。私自身もそういった気持ちになります。

でも、嫌なものを無理強いされたら、もっと嫌になってしまいますし、食事自体が嫌いになってしまうこともあるかもしれません。

そこはぐっとこらえて、無理強いすることはやめましょう。

その代わりに、お子さんの目の前でママさんが美味しそうに食べて見せたり、「一口食べてみたらおいしいかもしれないよ!?」など、無理強いはしないけど本当に食べなくていいの~?
といった雰囲気でやり取りすると、気持ちが変わることもあるかもしれません。

心掛けたい食事のポイント③ 様々な食材を出す(興味関心)

食べてくれないものは、せっかく作ってもどうせ食べないから、と食材の幅を狭めてしまっていることありませんか?

食べないかもしれないけれど、食卓に並べて、食べる機会は用意しておく、ということは大切です。

どこかで気持ちが変化して、一口食べてみようかな・・・ということがあるかもしれませんよ。

お子さんが食材に興味、関心を持った時がチャンスです!

心掛けたい食事のポイント④ 十分に認める(自信)

食事の中、子供に対してつい注意が多くなってしまう・・・ということ、結構ありますよね。

食事のマナーなどを伝えることは大切なので、注意をすることがいけない訳では決してありません。
ですが、ほめること、そして認めることはもっと大切です。

「この野菜食べられるの!? すごい! 食べられるようになったんだね!」
「今日は上手に噛んで食べているね」
「座り方がかっこいいな~」

などなど、食事に関するどのポイントでもOKですので、十分にほめて、認めてあげてくださいね。

食事に対して自信がついてくると、苦手意識も和らぐことがありますよ^^。

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まとめ

好き嫌いに関しての悩みは、すぐに解決するということはなかなかありません。

絶対に食べさせたい! と思うのではなく、いつか、食べられるようになってくれたらいいな・・・くらいの気持ちでいることで、ママさん自身の気持ちも大分静まるのではないでしょうか。

楽しく食事をすることを一番に考えながら、少し肩の力を抜きつつ、子育てしていけたらいいですね^^。

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