子どもの上手な叱り方 なにかコツがありますか?

子育てをするのに必要なのは根気ですね。

気長に、長い目で子供を見守りながら、たっぷりの愛情をかけ、時には叱って、元気な子に育て上げるのが親の努めだと思っています。

そこでまず理解しなければならないのは、叱ることと怒ることは違うということです。
怒るのは、感情に任せてただたんに怒りをぶつけるだけ。

叱るのは、その子のためを思い諭し改め直させる、または学ぶ機会を与えてあげる事だと思っています。

そうなって来ると、大人相手なら叱るのも言葉が理解出来るので簡単ですが、子供はそうはいきません。

叱るということは、子育ての中で一番難しいと言っても過言ではありません。
では、どんなふうに叱ればよいのでしょう?

1歳〜2歳になるまでの叱り方は難しい…

主張する男の子

まだ寝ているだけの赤ちゃんなら、叱るようなこともなくただただ見て癒されて、かわいいと思うだけですが、同じ0歳でも1歳児に近い0歳…つまりある程度の範囲、動けるようになった7ヶ月ごろからの叱り方はとても難しいです。

叱るとはいってもこの位の小さい赤ちゃんは、叱られる程の悪い事はしません。自分でも分からず、危ないことをしてしまう、それが危ないことだとも分からないのですから、『言い聞かせる』と言った言い方が適していると言えますね。

そういった面では年齢に関わらず『言って聞かせる』ことは、叱ることと大きく関わっています。

まず、7ヶ月の赤ちゃんはハイハイなどであちこち移動するのですが、例えば落ちてるものは何でも拾って口に入れてしまいます。

その時は『優しく言って聞かせる』ことが最適です。
このくらいの赤ちゃんにはまだ、2歳以上の子供のような叱り方はしないしできません。

知っている言葉も数少ないので、だらだら言って聞かせても理解出来ず機嫌が悪くなり、余計に悪さ(?)をしてしまう結果に終わります。

なので、0歳〜2歳までの赤ちゃんには言って聞かせることで、してはいけないことを教えます。ですが、一度や二度で理解してもらおうなんてとてもとても無理ですので、根気強く気長に何度も言って聞かせてあげましょう。

その際は、実際の物を見せて『〇〇はダメよ』などと言うのがベストです。

知恵も付いてくる?! 2歳からの叱り方のコツは?

子供が大きくなり、赤ちゃんから幼児、就学児になってくると叱り方も大きく変わってきますよね。

子育てには、バランスの良いさじ加減が大切です。「叱る」と「諭す」をうまく使い分けてくださいね、2歳児の叱り方には必要です。

そして言って聞かせるだけでなく、どうしてダメなのか、その理由も説明しなければなりません。

そうしないと理解出来ないでまた同じことを繰り返してしまいますし、子供の方も理解出来ずに不満を抱いてしまうと、親の言うことをきいてくれなくなってしまいます。

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大きくなれば知恵もついて来るので、知能勝負になってしまいますね(笑)。

屁理屈を言って来るような年齢になると、だんだんイライラしてしまって怒鳴ってしまうと、それは『叱る』ではなく『怒る』ことになるので気をつけましょう。

『叱る』ということは大切な『しつけ』になるのですから。

もちろん、怒鳴ることがすべて悪いわけではなく感情的になったり、その時の親の気分で左右されることがよくないと言った意味合いです。

子供も大人も同じ人間ですから、やはり一方が感情的になればもう一方も感情的になりやすく、そこは大人が一歩二歩引いた目線で言って聞かせることが大切です。

ここも根気勝負なので、気長に理解してもらえるまで言って聞かせるなり、説得するなりしてあげてくださいね。

まとめ

拗ねている子に手を差し伸べる

子供一人育てるのは、経済的な面はもちろんですが、精神的な面での苦労は計り知れません。ですが、子供も同じ人間として生きているので理解させてあげることが大切なんです。

理解することで同じ過ちを繰り返さなくなりますし、それを理解させるためには怒ることよりも、叱ることが大切です。

難しいことだと思いますし、子供が大きくなれば親との知恵比べになって、とても大変なことは私も経験済みです(笑)。でも、やらない訳にはいきません。

自分の立場に立って、『もし私ならこうするかな?こう思うかな?』と、こちら側でも理解してその上で叱った方がよりお互いに理解し合えるのではないかと思うのです。

子育ては根気と忍耐です。

根気強くなければ同じことをだらだら言わなければならないことに対して、自己嫌悪に陥ってしまうこともあるでしょう。忍耐がなければ、自分の都合だけで我慢できずに怒ってしまうこともあるでしょう。「厳しいけれど温かい」、そんな親でいたいと思っていますが…。

怒りをグッと堪えて、冷静に対応して言って聞かせ続けることで、初めて子供も理解出来るのではないかと私は考えています。

どんどん成長していく我が子が、できるだけ伸び伸びと育っていってくれたらと、どんな親御さんも考えていますよね。私自身が親から教わったことは、「何をしてもいいけど、決して人様に迷惑をかけるな」でした。だから、何をしてもいい、とは全くの自由ではないのですよね(笑)。

けれど、自由に伸び伸びと育ってほしいと思うのは自然なことです。せめて、これから幼稚園、あるいは保育園、小学校、中学と成長していって、人に優しい、大らかな子でいてくれたら、と思います。

きっとこれからも叱らなければならないことは増えていくでしょう。そんな時、親は起きてくる問題の中で何を一番的確に叱れるかを子供と一緒に、親も成長して行かなければならないと考えています。

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