名もなき家事って何があるの?
言われてみると・・・ああ、これもそうなの?
と思うことありますよね。そう、細かいいろいろなこと。
家庭の中での3大家事は、
1.食事の仕度、朝、昼、晩(要は炊事ですね)
2.洗濯
3.掃除(掃除はホント、あちこち)
は代表的なものですよね。
で、家事ってこんなものでしょ? いやいや違うよね~。
何に分類されるか分からないけど、やっぱり家事のうちだと思うのは、台所の食器用洗剤や洗濯用洗剤、トイレ掃除用洗剤の残りの容量確認、必要なら補充。数ある家事のほんの1例。
そして最も大切な子育て。これは家事になるの? 育児?
いえいえ、家事の全てが含まれていると思いませんか?
これは世の主婦さんたちの普段の暮らしなんです。普通にやっていることだったのです!?
共働きの家庭がダントツに増えてきました。けれど、主婦さんたちの家事はやっぱり孤軍奮闘だったりします。
「名もなき家事」この言葉がいつから言われるようになったのか? どなたが言い出したのでしょう?
目立たないジミーないろいろ、細かいことが「名もなき家事」なんです。
名もなき家事のほんの1例
ゴミ収集の日のゴミ捨て、その前にゴミの分別。
今は厳格に分別しなくてもいい地域もあります。
八王子市から板橋区に引っ越して来た時、一番驚いたのは燃えるゴミの中にビニールだのプラスチックだのを入れてもいいってこと!?
板橋区のゴミ処理能力が非常に高いということらしい。
もちろん資源ゴミの分別は板橋区といえど、きちんとあるので、ペットボトルやアルミ缶、段ボールなどの収集は決められた曜日に、それぞれを専用のカゴにいれて出します。缶ゴミも同様、専用のカゴにいれます。段ボールもまとめて紐で結んでばらけないように出します。これが名もなき家事の1つなんですね。
なんだ、そんなこと?
それなりにその作業は時間がかかります。
ペットボトル1つとっても、奇麗に洗う、ラベルを剥がす、キャップは別にまとめる。たくさん溜まっていればこれも時間がとられます。
食卓の後片づけ、洗って水切りカゴにいれて、ってそこまでは旦那さんもやってくれる時があります。
でも、どういうわけかキチンと拭いて食器棚に戻すことまではしません。そこで終わったという空気感。やるなら最後までやってよ、と密かに思います。
洗濯物を取り込んでくれるのはいいのだけれど、ひょいとカーテンレールに引っかけるだけ。
洗濯物をピンチから外して、畳んで、家族の分の仕分けをしたり、それぞれの収納にしまう、ということまではしません。いや、取り込んであげた (?) と思っているらしい。
洗濯物を畳んでそれぞれのところにしまう、と全部の工程が洗濯なんです。
細かいいろいろなこと、全部家事、なんですね。
ネットで見つけた「名もなき家事」ランキングでは・・・
1位 裏返しに脱いだ衣類・丸まったままの靴下をひっくり返す作業
2位 玄関で脱ぎっぱなしの靴の片づけ・下駄箱へ入れる/靴を揃える
3位 トイレットペーパーの補充・交換
4位 服の脱ぎっぱなしを片づける・クローゼットにかける/脱ぎ捨てた服を回収して洗濯カゴへ入れる
5位 食事の献立を考えること
6位 飲み終わったコップやペットボトル・空き缶を片づける/洗う
7位 子どもが散らかしたオモチャなどの片づけ
8位 シャンプー・洗剤・ハンドソープなどの補充・詰め替え
9位 資源ゴミの分別・仕分け
9位 お風呂や洗面台の排水溝に溜まった髪の毛を取り除く/お風呂の排水溝の掃除・網変え
出典:ダイワハウス みんなの声ご紹介
と、9位は2つあったということでしょうね。
これはネットで偶然見つけたランキングです。
けれどもああ、そうだ、こんなことに手を取られているわ~、と共感できましたね。
今ごろそんな話題? と思われるかもしれないけれど、不思議なことに、私自身もそれらの家事をやったあと、やれやれ一仕事済んだわ、とホッと気が抜けてしまうことがあるのです。
「名もなき家事」を減らしていくには?
わが家の子供たちが成長して独立。この家を出ていった後も、これはずっと続くのね、と思ってしまったことに愕然としました。
これは普通のことなんでしょうか? どなたでもやっている、誰でもできる普通のこと?
勤務先から帰宅して、帰宅途中で買って来た食事の材料を冷蔵庫に入れる前に仕分け。
肉や魚は使い方を考えながら、今日使う分は除いて小分けにして冷凍庫へ。
今はとても便利な冷蔵庫がありますが、わが家はまだちょっと古い型の冷蔵庫なので、野菜もそれなりに処理をしないとしなびてしまったりします。
そのままポンと放り込めればいいのですが。
次に購入する機会があれば、冷蔵庫の機能は徹底的に調べてから買おうと思います (笑)。
基本的には、家族は自分のことは自分で。
取り込んだ洗濯物はザッと仕分けをしておいて、帰宅した家族が自分の分は自分の部屋に持ち帰ってもらう。そこで畳むなり、しまうなりをしてもらう。
もちろん、小さい子には無理だからやらせないけど、兄弟のやっていることを見せることも大事かな? と思います。
せめて食卓の後片づけは自分の食器は流しに運んでおく。もっと言うと水をいれておいてもらうと後が楽・・・そんな協力が必要ですね。
お風呂もトイレも後に使う人のことを考える、ということ。
トイレットペーパーがなくなればそのままにせず、新しいペーパーをセットしておく。
トイレットペーパーの芯は必ず持って出る。など、ほんのちょっとしたことなんですけどね。
そこから始めていこうと思うのです。
私自身が「名もなき家事」のリスト化に時間を要するかもしれませんので。
まとめ
私自身が普通にやっていること、してきたことが「名もなき家事」になっていることを再確認したような思いです。
だからもうやらない、では家の中が回っていきません。
小さい子には見本を見せるように、兄弟がせめて自分のことは自分でやる。もちろん出来る範囲になりますが。
旦那さんには、この見えない家事は、結構主婦の手がかかっていること、時間がとられていることを納得して貰うようにリスト化したいと思うのですね。
多くの旦那さんはその「名もなき家事」がどのくらい、どんなものがあるのかご存知ないのですから。