私の住む地域では、八王子子安神社があります。徒歩で7、8分のところですが、その神社の前を通りかかった時に気軽に参拝をして、ササッと帰宅してしまうのは正しい参拝なのか? ふと思ってしまいました。
考えてみたら知っているようで、案外知らない神社参拝の作法のこと。
今後のために、ちょっと調べてみました。お正月の初詣に関して書いたこともありましたが、果たして正しかったのか、反省の意味も込めて。
神社お参りの作法って?
正式にはキチンと正装していた方がいいようですが、参拝しようと、それが目的で出かけて行くのと、ちょっと通りかかったからお詣りしていこう、とでは、服装だって違いますよね。
ジーンズだと却って神様に失礼だから、「今日はいいか」となっては寂しい限りですよね。
服装はやはり、キチンとしていた方がいいようです。
じゃ、出直すか、というほど時間があるわけでもないので、そのまま参拝したこともありました(笑)。
子安神社はさほど広いわけではありません。鳥居をくぐると直ぐに拝殿が見えるくらいです。
けれども、一応作法に則って、鳥居をくぐるところから実行しました。
鳥居をくぐる
鳥居の真ん中ではなく、少し左に寄って軽く一礼します。一揖というそうです。
鳥居をくぐる時には、そのままの位置で左足からくぐります。
そのまま参道を歩き始めます。左側を歩きます。参道の真ん中は「正中」といって、神様が歩かれる道なのです。真ん中に立っていては神様の邪魔になるわけです。
参道を歩いて拝殿に近づくと、昔、私もそうだったのですが、いきなり参拝しようとする人が結構います。参拝の前には手水で身を清めなければなりません。
手水舎に行って、まず、柄杓の水で左手の指と手のひらを清めます。
柄杓を反対側の手にとり、右手を左と同じように清めます。
柄杓を右手に持ち替えて、左手のひらに水を少し溜めて、その水で静かに口をすすぎます。口元を隠しながら静かに吐き出して、口をつけた左手を洗います。
そして、柄杓の柄を下向きにして縦てて、残っていた水で柄を洗い、元の位置に戻します。この動作を静かに行いましょう。
ちなみにお正月の初詣ではこれを省略してしまったような・・。つまり忘れちゃったような・・。
拝礼の仕方
拝礼は、二拝二拍手一礼、と言われます。柏手と書いて「かしわで」と読みますよね、柏の葉のように両手の指を揃える。そこから柏手を打つといいます。
日頃の無事を神様に感謝しながら打ちます。
拝は2回行います。大体の神社ではそうなのですが、地域の神社によっては違うところもあります。
普段、お辞儀をしたりすることってよくあります。その動作には感謝の気持ちが込められていることもあります。同じなんですね。でははじめましょう。
・拝殿前に立ち、鈴を揺らして鳴らします。
・2回拝をします。
・両手を胸の高さで合わせたら、右手を少し下にずらして2回打ちます。
・ずらした両手を元に戻して1回拝をします。
これで拝礼は終わります。
お賽銭はどうするの?
お賽銭は一連の動作の前に賽銭箱に入れます。
できれば、紙幣がいいようですね。5円というのは、今となっては語呂合わせだという説もあります。
その時に余裕があればですが、硬貨ではない方がいいらしいのです。でもいろいろ事情がありますから、無理することはありません。
硬貨を希望するなら、そっと静かに入れてくださいね。投げ入れるなんてのはいけませんよ(笑)。
混雑したお正月の初詣では遠くから投げいれる人もいますが、大変危険です。絶対にやめましょう。
また、御朱印はお詣りが済んだあとです。神社の授与所でいただけます。もし、授与所がない神社であれば、社務所でいただけます。
確かに御朱印は厳粛な気持ちになります。
今年のお正月にもいただきましたが、私はまだ、御朱印を集める、というところまでには行っていません。お好きな方はそれが理由でお詣りされることもあるのですね。
けれども、余裕があれば、各地の神社へお参りに行きたいな、と時々思うこともあるんです。
どこの神社も空気のよい清々しいところが多いからだと思います。
お参りして旅の無事をお願いすることが好きかもしれません。
ただ、お守りを持って帰るのはやめにしました。モノを減らそうとしていますから、捨てることになると神様に失礼だからです。
お守りは一度手に入ると、捨てるに捨てられず困ってしまいますから。
まとめ
近くにあるからいつでも参拝ができるのですが、案外ちょっと行っていないなぁ、と思うこともあります。
不思議なんです。狭い、といっては何ですが、子安神社も外から眺めると普通の小さい神社ですが、一揖して中に入ると、何故か厳粛な気持ちになりますし、清々しさを感じます。
参拝が終わって、拝殿を振り返りボーッと立っていると、日常と違う場にいるという感覚があり、それが好きなんですね。気持ちが落ち着いてきて、ホッとした気分で帰宅します。
お近くに神社があるなら、たまには1人で覗いて見るのも悪くありませんよ。
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