後でやろうと思っていた裾上げ仕事が急に必要になりました。
忘れていた訳じゃないけど、手が回らなかったんですよね。
でも明日どうしてもそれを着なければならないことになって、そんな時はどうされていますか?
ミシン買い換えようと思ってゴミに出したしまったんです。裾上げがある事すっかり忘れていて・・
CMで見たような気がするのですが、便利なテープがあるとか。でもそれが何だったか忘れてしまって、もう夕方、時間がない!
こんな時どうされていますか?
裾上げは手縫い? それともテープを使いますか?
急に出張、新しく購入していたスーツを着て行きたいからとパパさんから連絡がはいり、ハッと思い出しました。
ズボンの裾上げですからそんなに時間のかかることじゃないのに、後回しにしていたツケが回ってきちゃいました。
ズボンの色にあった糸はあったっけ?
今からミシンを買いに走る? どうしようか・・。
場所を取らないコンパクトなミシンが欲しくて、前のミシンを処分して、それからずっと必要になる時がなくて忘れていたんですね。何でも忘れてしまうのですが、本格的なミシンはちょっと値がはるし、とにかく今必要なんだ!
仕方ない、裾上げ用のテープを探そう、と思って急いで帰宅。あると思っていたのですが、ない!
何かに使ってしまったみたい。あれはいつだったか・・とそんなことを思いだしている暇はないんだ。
夕飯の仕度をしながら裁縫箱を覗き、余った生地が入っているカゴを覗いてみたけど見当たらない。
裁縫箱を見る度に目にしていた裾上げ用のテープが綺麗にない!!
テープを使うならアイロンがいるんだ、前にアイロンでテープを貼ったことがあった・・と少しずつ思いだして、やはり使い切ってしまったんだということがわかりました。
100均にあったはず。連絡して帰宅途中で買ってきてもらおうか、それとも今から出かけて買ってこようか、夕飯を待っている子どもたちをどうしよう・・何故か私が慌てふためいてしまいました。
急に決まったことだから仕方ないけど、なんでそのスーツじゃなきゃならないの?
他にもあるのに・・とぶつぶつ思っていました。それに本人がいないと寸法が決まらないよね?
うん、この際テープが1番早い?
私が裾上げをする時って必ずミシンを使ったりしています。前にテープを使った理由は、ただ単に試してみたかったからでした。本当に綺麗に裾上げができるのかどうか。
その時は手先があまり器用ではない私だけあって(?)、やっぱり躓いたような記憶があります。
何だか均等に貼れなかったのと、ヨレができて手こずったこと。それでもアイロンをかけてそれほど手間はかからなかったような。お試しとしては上出来で結局それはそれでそのまんまにしてしまったような。
はい、自信をもってテープ! と言えなくなり、それじゃ、一針一針手縫いが1番いいという結論! 裾上げなんだもの。表に響かないように縫えばいいのだ!
ミシンを使うのは裾を切った時の切り口を、ミシンでジグザク縫いにするのが早くて綺麗にできるから、という理由だけでした。
で、そのズボンを出してきて帰宅したらすぐ寸法をとって、取り掛かれる準備をしたのでした。
購入したばかりだからどこにもほつれはなく、スーツの後ろのしつけ糸をとって、ボタンつけもしっかり縫われているのを確認してハンガーにかけて準備は完了しました。
裾上げの手縫いは久し振りでした
一応縫い物は親から教えられていましたから、中学生の頃から自分の物の裾上げは自分でやっていました。
スカートなら、寸法をとり余分な分を切り落として、1センチほど折り込んで周りをミシンで捨て縫いをし、それから決めた寸法通りに中に折り込んでしつけ糸で縫う。しつけが済んだら、本縫いのまつり縫いで縫っていく。そういうやり方を母から教わって、今日までそのやり方をしてきました。
子どもたちのデニムもいちいちしつけをしてからミシンで縫っていたんですね。このやり方が正しいのか、もっと早くできる方法があるのか、これまで考えたことがなかったのです(恥)。
それで調べてみたら、手縫い、テープ、ミシンといろいろなやり方があることを知りました。
材質や用途によってやり方が違うんですね。ジーンズは布そのものが厚いし、表に1本の線のように、あるいはステッチのように見えてもOKですし、スーツなどは縫い目が分からないような縫い方の方が綺麗に見えるのですね。
そして大事なのは丈ですね。ジーンズとスーツでは丈の長さが違うということも分かりました。
スーツはくるぶしがかくれる程度と書かれていました。
全体のバランスが崩れると印象も違ってきます、ということも書かれてあって、あらまぁ、そんなこと気にしたことなかった・・。
なんで購入した時に裾直しをしてもらわなかったのか、と後で揉めそうですし、なんなら自分でやって貰おうか、と考えだしています。だって、情報を読むと、たかが裾上げ、されど裾上げなんですね。
まとめ
応急の措置としてウエストから裾までの寸法を測り、早速やってみました。
やり方は親から教わった方法ですが、切り口を折って捨て縫いのミシンがけをするということはできないので、そこからもう手縫いが始まり、普通に運針のように縫っていきました。波縫いです。そして縫い終わったら、ここから返し縫いをすることで1本の線になるようにしたのです。1度ぐるっと回って縫って、折り返し、縫った後を辿って縫っていきます。多少時間はかかりますが、ズボンの裾なのでそれほどの手間はかかりませんでした。
恐縮しているパパさんを横目に手早く済ませて、「日曜にミシンを買いに行こう」と提案しました。パパさんは、ミシンって幾らするの? という不安げな顔をしていました。いいミシンが欲しいのです。機能がたくさんついているミシンが(笑)。