世界遺産 「メンフィスとその墓地遺跡・ギザからダハシュールまでのピラミッド地帯」。世界遺産登録物件の1つですね。特徴的なピラミッドがたくさん含まれていて、エジプトらしさがみられる遺跡です。1979年世界文化遺産に登録されました。
ここではギザからサッカラを見て行きましょう。
ギザからサッカラへ サッカラに行って何を見ますか?
サッカラへは車で30分ほどの距離にあります。
サッカラは紀元前2700年頃に造られた墓地で、メンフィスの聖地としてたくさんの貴族や王族の墓があります。
中には、ピラミッド建築の始まりとするジェセル王(エジプト第3王朝第2代ファラオ)の階段ピラミッドがあります。
長方形の石段が6段、基底部140m×128m、地下の深さ28mのピラミッド、高さは62m。最古のピラミッドで、現在は一部修復作業中です。
裏手に石の部屋があり、複製のジェセル王が納めてあります。でもこれは複製です。カイロ考古学博物館に本物があります。
ここではウナス王(エジプト第5王朝9代目の王、30年間統治した。)のピラミッドやテティ王(エジプト第6王朝の初代の王、12年在位)のピラミッド、メレルカの墓を観ることが出来ます。
ギザからツアーで日帰りが可能です。朝7時に出るツアーに参加すれば夕方18時には戻って来られます。ツアー料金は143USD(日本円約15750円)ほどです。
ギザの観光がすでに済んでいたら、ガイド付きのタクシーで行くと都合がいいです。
イムホテプ博物館は見ておきましょう!
イムホテプ博物館はサッカラのピラミッドの麓にあります。
2006年にできた比較的新しい博物館です。階段ピラミッドの設計者イムホテプを記念した博物館です。
イムホテプは巨大な石材を使う建築をはじめました。それまでは日干しレンガや木材を使用していました。
サッカラで発掘された建築物や、美術、工芸に特化した美術館で、他の美術館ては違うユニークな内容が評判になりました。
第3ホールの壁の展示物は、階段ピラミッドから出土した青がとても綺麗な陶器です。それが埋め込まれ、大変美しい色合いになっています。
エジプトは宝石の使い方が素晴らしい国、そういえば香水も上手に使いますよね。
壁画の貴族のおしゃれは現代にも通用します。古代エジプトは洗練されていました。
メンフィスからダハシュールへ
ついでに、ダハシュールまでコースに入れてください。
メンフィスはエジプト第1王朝の首都でした。ここではアラバスターのスフィンクスとラムセス2世の像を見学します。
ラムセス2世の巨大な像は装飾が美しい。
そのままダハシュールに向かい、砂漠の真ん中にある赤いピラミッドを見学します。
エジプトの重要ポイントは壁画と、ピポグリフ、ピラミッドやスフィンクスの巨大なピラミッド群です。
この地には有名な屈折ピラミッドもあります。
それはそうと、エジプトの水は日本人にはキツイです。ミネラルウォーターをいつも用意しておきましょう。
エジプト観光もピラミッド周辺を除けば、人は良く、テロを除外すれば治安は悪くはないです。
お土産物などの押売りは通常価格の10倍はふっかけてきますよ。つまりしっかり値切りましょう。
そのまま買っちゃったら笑われるかも知れません。値切るのも2、3回やってみれば慣れてきます。
ホテルはギザやカイロのホテルで連泊にしておけば、ゆっくり観光できますね。最終日はテーべに行きますから、後はギザで滞在すると楽ですね。
エジプトのお土産はここで揃えます!
パピルスは軽いので、つい買いたくなりますが、会社のお土産としては人気がありません。パピルスといって売られていても、安いものはバナナの皮だったりします。
ちなみにパピルスとは古代の紙のことです。カミガヤツリという植物(カミガヤツリグサ科スゲ属)の茎の繊維を使って紙を作っていたのです。現代の紙、英語ではpaper、フランス語ではPapierですが、その語源になっているそうですよ。
エジプトのアロマや香水はすごく喜ばれますが、持ち歩きに重くて、たくさん買うのは危険です。
ご当地のばらまき用お菓子を買うならハンハリー市場に行って、まとめて買ったら幾らか値段交渉してみてね。
値段交渉には時間がかかります。1割から2割まで行けるようなので様子を見ながら頑張ってみて。
エジプトの軽食は?
・バスブーサはセモリナとココナッツを混ぜたお菓子で蜂蜜に浸して柔らかく甘くして食べるお菓子です。
・ターメイヤは国民食です。そら豆やヒヨコ豆を潰してスパイスで味をつけたコロッケです。そのまま食べたり、パンに挟んで食べます。
・マハシーはお米の入ったロールキャベツ。1つ1つが小さいので、ついつい食べ過ぎてしまいますよ。
それではホテルに戻って明日に備えましょう!
まとめ
エジプトに何日滞在しますか? エジプトは古い歴史のあるところです。うっかり興味を持ってしまったら吉村教授のように帰って来れなくなるかもしれません。
テロが起こる国なので、たくさん人が集まるところには注意が必要です!!
関連記事はこちら↓