結婚の顔合わせは、もうお互いの家への挨拶も済み、
挙式まであと半年とか、3カ月とか、そんなタイミングで行います。
もう、結婚することは決まったのだから、こんどは親族として、
一緒に食事をすることで、打ち解けたお付き合いをしましょうね。
ということで、食事会を開くのです。
結婚の顔合わせにマナーはあるの?
マナーはあります。
まず、おめでたい席なので、日にちを選びます。
若い方は気にならないでしょうが、ご両親には気になるものです。
無難に大安にしておけば、間違いないので、
しきたりに従い、大安の日とします。
次に良き日とされるのは友引です。
正午を避ければ友引でも良き日になります。
「本日はお日柄もよく」なんて祝辞を述べますが、
お祝いごとにとって良い日となります。
食事会にはお互いの両親、兄弟を呼ぶ場合もあります。
また、親同然のおじさんやおばさんを呼ぶ場合もあります。
祖父母が同居する場合などは、打ち解けるためにも、
一緒に食事をした方がいいかも知れませんね。
一般的には本人同士と双方の両親ですね。
食事会の時間帯は正午から2時位の時間にする場合が多いですが、
特に決まりはありません。
両家が近所なら問題はないのですが、
距離が離れている場合は中間地点にします。
宿泊費や交通費は両家それぞれの負担になります。
食事会の費用は誰が出すのかは、折半か、
婿か嫁を取る側が払う場合が多いようです。
若い2人が結婚式にかかる経費として、計算して決めて、
それぞれの両親には負担をかけないやり方も増えています。
食事会は1人3000円から、1万円くらいで納めているようです。
このあたりも懐具合で、とくに決まりはありません。
この食事会ですが、婚約記念品の交換をすることもあります。
婚約指輪の交換をするとか。
結納を兼ねて食事会をする場合もありますから、
両親がどう考えているのか、また地方独特のしきたりはあるのか、
しっかり確認しましょう。
このように、双方の意向に沿うようにバランスをとるのが、
結婚するお二人の役目でもありますからなかなか大変ですよね。
結婚の顔合わせ、服装を選ぶコツとは?
男性はいいのです。だってスーツですから。
もう、考えないでスーツで大丈夫です。
色目はブラックか紺色で決まりですね。
ご本人と、お二人のお父さんたちも。
学校へ行っている兄弟たちなら、制服が無難です。
社会人の兄弟なら、ご本人やお父さんたちに合わせていればいいのです。
女性は振袖や洋服を新調する場合が多いですね。
結婚すればもう振袖を着る機会はありませんから、
成人式で着たものとか、あるいはレンタルで一式揃えちゃいますか?
でも、ちょっと待って下さい。
洋服を思い切って新調しておくといいですよ。
ご近所さんへの挨拶回りや、上司との顔合わせ、
仲人さんへの結婚後のご挨拶など、あとの事も考えると、
洋服の方が便利で、着なければならない機会がたくさん出てくるでしょう。
上品なワンピースが一般的ですが、
清潔感ある上品な明るい色のスーツもいいですね。
それぞれのお母さんたちは、年相応に落ち着いた上品なスーツ、
ワンピースがいいでしょう。
姉妹たちも、学生なら制服、
社会人なら、華やいだ上品で可愛らしいワンピースやスーツがいいですね。
先をシミュレーションして準備していきましょう。
そして食事会では、お互いの地元の名産品などを手土産にしますが、
これも若いお二人が、それとなく探っていきましょう。
つまりリサーチです。^^
日本の場合は、特に決まりはないのって言いながら、
決まりがあることが多いので、探る行為は必要不可欠なんです。
それは、相手に失礼なミスをしたり、
恥をかかせたりしないための、必要なバランスをとるということです。
近い将来、親族になるのですから、出来るだけ、堅苦しくならず、
和やかにつつがなく過ごせる時間にしましょう。
食事会の料理は洋食か和食か、でも悩みますね。
家族が楽しく過ごせる場所をイメージしましょう。
誰もが満足できることが理想です。
豪華な食事よりも、両家がくつろげる場所がいいですね。
眺めのよい場所だったり、結婚式を挙げる予定のホテルも選ばれるようですよ。
一つ決まったら、そちらの相談相手になってくれる、今で言うコンシェルジュに
遠慮なく質問したり、プランを相談することもできます。
その会場にあるプランを選んでいくのもいいですね。
ここは、結婚するお二人が力を合わせて進めていくようにしましょう。
まとめ
段取りは大事ですから、しなければいけないことは、
お式の当日まで綿密に組んでおきます。
両家ではお互いの家にばかり負担がかからないように調整して下さい。
格上の家柄に嫁ぐ場合もあるでしょうし、逆もあります。
えっ、今どき? 格上の家って?
そうですよね、けれどもそれぞれのお家が突然出来た訳ではありませんから、
それぞれのお家の歴史もありますし、今も厳然と存在している家柄というのは、
結構面倒くさいですよね。
両家が気にしない家ならそれで構わないのですが、
よく双方の家の話をお互いに聞いてください。
家柄なんて昔の話だと若い方は笑うかも知れません。
軽く済ませたかったら、きちんと説明しておきましょう。
カジュアルにしたいからとか、彼の家が伝統を重んじる家だとか。
結婚はお二人だけでする訳じゃないのです。
お互いの家同士も縁ができて、結び付きますから、
打ち合わせは、もう準備万端、細部までしっかりやっていきましょう。