紫陽花の剪定は翌年も綺麗に咲かせるためには欠かせません!

紫陽花は梅雨の時期に明るい彩りが心に優しく、
気持ちが晴れやかになります。

紫陽花が咲く場所にわざわざ傘を差しても、
出かけて行きたくなります。

咲いている色によって、風景もまた違って見えるので、
この時期が待ち遠しい気がします。

日本は四季折々風情があって、
散歩もまた楽しみのひとつですね。

紫陽花を剪定するには?
季節に沿った手入れ方法

アナベル

紫陽花は丸みのある形で集まって、
また丸く固まっている印象ですが、
あのきれいな曲線は、
剪定によって保たれているのです。

自然のままだと、伸びすぎた枝にぽつんと花が咲いたり、
色あせた赤紫の花が茶色く変色した部分と混在していたり、
美しいとはいえない姿になってしまいます。

剪定は枯れた花や葉や枝を切り落として、
来年の開花準備をします。

紫陽花は、花が枯れはじめたら1回目の剪定をします。
紫陽花は散るということがない花です。
だから、枯れ始めたら花を取ってしまう必要があります。

7月半ば頃には取ってしまった方がいいでしょう。

紫陽花の翌年の花芽ができ出すのは、寒くなり始める頃です。

次の剪定は花芽を育てるための剪定です。
鉢替えも秋に行います。
鉢植えなら、剪定して樹形を整えます。

紫陽花は根が大きくはり、
鉢を変えてあげないと根がからんで窒息してしまいます。
鉢の様子を見ながら、
鉢を一回り大きくした方がいいでしょう。

丸い鉢なら8号(口径約24㎝)、
角型なら幅×奥行×高さの寸法が書かれていて、
号数の表記がされていない場合は、口径を見ましょう。

口径とは、鉢の上、一番広い部分の長さです。

鉢を大きくして上げないと、
根腐れする原因になります。

翌年もきれいに咲いて貰うためには、一番大事な剪定です。
初秋頃(9~10月)には、
今年伸びた枝の先端部に花芽ができるのです。

これが翌年に開花します。

紫陽花は成長が早くて、剪定しないと、
大きく成長して、風通しが悪くなったり、
日差しが通らなくなったりします。

剪定は今年の花の時期が終わった後がいいのです。

紫陽花は6月から7月頃から手入れをします。

9月頃には次の花芽をつけ始めますから、
その前に剪定を済ませます。

その後、花芽の先に伸びた枝を
秋から冬にかけて落とします。

葉が落ちた晩秋には、水やりを忘れがちです。
花や葉がないときにも、
放置しないで水やりを続けて下さいね。

肥料もこのタイミングで与えます。
夏と、秋と、冬に追肥します。

紫陽花は品種によっても剪定の時期が違います。

人気のアナベルはきちんと調べて剪定するか、
プロの手に任せた方が無難かもしれません。

きれいな花を咲かせるなら剪定は欠かせません。
もちろん自然のままでも咲きます。

紫陽花に限らず剪定するのには時期があります。

ちなみにアナベルの剪定時期は、
花が枯れた後か、2月頃に手入れをします。

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紫陽花は剪定の仕方で、翌年、
花芽をつけなくなってしまったり、
花が咲かなくなることがありますから、
形だけを整えるような剪定では、
失敗するかも知れません。

梅雨の前に挿し木をすることができます。
紫陽花は挿し木で増やすことができますよ。

挿し木は難しいと思うかも知れませんが、
紫陽花のように成長が早いものだと、
素人でも意外にうまく行きますから
試してみて下さいね。

肥料は春を過ぎたら、秋と冬の3回与えて下さいね。

こちらが参考になります。↓

>> https://lovegreen.net/gardening/p104450/

紫陽花の原産地は日本?

ガクアジサイ イラスト

実は、紫陽花の原産地は日本なのです。
日本に自生していたガクアジサイが原産です。

ヨーロッパでもガクアジサイを品種改良しています。
日本ではそれを西洋紫陽花と呼んでいますね。

つまり逆輸入して、
その西洋紫陽花を日本でもまた品種改良しています。
品種が沢山できてしまうということですね。

私たちがよく知っている紫陽花は、
ガクアジサイを品種改良したホンアジサイという種類なんです。

身近にある花でも、原産国まではなかなか知りませんが、
紫陽花が日本原産なんて、なんだか誇らしい気がします。

関連記事はこちら↓

>> 紫陽花の種類と花言葉 紫陽花のこともっと知りたい!

まとめ

ガーデニングで紫陽花を楽しむ人たちはいまや沢山いますが、
昔は玄関先に紫陽花を植えるなんて、
とんでもないことだったんですよ。

昔は梅雨時はじめじめして、病気になりやすかったのです。
寒暖の差も身体には堪えてしまうでしょう。

今ほど医療が発展していない社会で、病気になってしまったら、
大変なことになってしまいます。

梅雨時は亡くなられる人が多く出たんだそうです。
紫陽花は病に倒れる人が多い梅雨時の花です。

亡くなられた方へお供えする花として、
墓地やお寺に植えられていたんですね。

それに加えて紫陽花の花びらが4枚なので、
縁起が悪い花のイメージが定着してしまったようです。

紫陽花にとっては、迷惑な話ですよね。

また、紫陽花の葉には毒性がありますから、
子どもが食べたら大変だとも信じられていました。

よほど沢山食べない限りは大丈夫です。
ただ少量でも軽い中毒の症状が出ることもあるそうです。
何でも口に入れてしまう幼いお子さんがいたら、
とにかく、注意してあげて下さいね。

きれいに手入れされた紫陽花は、
梅雨時には爽やかな感じがしていいですね。

よそのお宅の庭を思わず覗き込んだり、
少し遠回りになりますけど、紫陽花の時期には迂回して、
近所の公園の道を歩いたりします。

紫陽花の花の色の変化を眺めながら、
夏が近づいて来るのを感じます。

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