母の日 父の日 敬老の日 その起源は?

木の家と家族

2019年のそれぞれの日にちです。

・母の日は5月12日日曜日

・父の日は6月16日日曜日

・敬老の日は9月16日月曜日

おや? 敬老の日だけ月曜日だ、理由わかりますか?

確か、なにか話題になっていた気もしますが、
敬老の日、9月15日じゃなかったですか?

いつから月曜日になったのでしょう?

理由を探ってみましょう。

母の日の起源

カーネーション

母の日の由来ですが、世界各国に母の日があり、
その日にちはバラバラなんです。

日本の母の日はアメリカの母の日に由来しています。

アメリカの母の日は、南北戦争直後の1870年に、
女性の参政権運動をしていたジュリア・ウォードハウが、
子どもや夫を戦地に送るのを拒み、
母の日宣言をしたのが始まりです。

これはアン・ジャービスという女性が南北戦争中に行った
『母の仕事』という、
敵味方問わず負傷兵の衛生状態を改善する活動を基にしています。

1907年にその娘のアンナ・ジャービスがその母の意志を継いだのです。

母親が日曜学校の先生をしていた教会で、カーネーションを贈り、
母親を偲んだことがアメリカの母の日の起源とされています。
その時のカーネーションは白でした。

日本の母の日も、ここから来ています。

1908年5月10日に同じ教会で、
470人の生徒とその母親が最初の母の日のお祝いをしました。

この日にアンナが渡した白いカーネーションが、
母の日のシンボルになったのです。

そしてアンナは世界中に母の日を作ることを提案しました。
1914年、母の日はアメリカの記念日となり、
5月の第2日曜日に決まったのです。

アンナの提案により、母親が健在の人は赤いカーネーションを、
母親を亡くされた人は、白いカーネーション
胸に付けることになっていったようです。

これは有名なお話ですよね。

父の日の起源

黄色いバラ

父の日が日本に浸透しないのは、
勤労感謝の日にお父さんに感謝を伝えるため、
父の日は、おざなりになってしまうからとか。

父の日はデパートや専門店が、
商品を販売するための作戦だとも言われています。

果たして本当ですかってことですよね。

世の中の奥様方、お子様方、
父の日もお祝いしてあげてくださいね。

父の日の花って意外に知られていません。

父の日は黄色いバラの花なんです。

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父の日の由来を調べてみると、
語源は幾つかありますが、
アメリカのドット夫人という人が、
男手一つで6人の子育てをした父親のために
礼拝を行なった日に因んでいる、というものです。

母の日同様アメリカからってことですね。
父の日、日頃のお父様に感謝して、
家族でお祝いしましょうね。

お父さんとお母さん、
どちらも一生懸命子育てしていますから。

敬老の日の起源

敬老の日を提唱したのは、
兵庫県の多可郡野間谷村で行われた年寄りの日が、
始まりなんだそうですよ。

農閑期の9月15日を年寄りの日として
敬老会を開いたのが始まり。

趣旨は老人を大切にして、
お年寄りの知恵を借りて村づくりをしよう!
ということからはじまりました。

1950年頃から全国に広がり、1964年には敬老の日と改められ、
1966年に9月15日と国民の祝日に制定されました。

長年にわたり社会につくしてきた老人を敬愛し、
長寿を祝う日、ということです。

そして、9月15日は聖徳太子が悲田院(ひでんいん)という
老人施設を設立した日と、大昔にまで遡ります。

そして現在は9月の第3月曜日に制定されています。

え、どうして月曜日? いつから変わったの!

覚えていますか?
これは2001年に祝日改正が行われ、
ハッピーマンデー制度が導入されたことがきっかけです。

敬老の日から、一週間が老人週間となっています。

さいごに

母の日、父の日、敬老の日、
それぞれ制定された理由が意味ありますね。

敬老の日は日本で独自に起こったものだったんです。

聖徳太子にまで遡る敬老の日の由来は大切にしたいところです。

ハッピーマンデーのように、
働くサラリーマンの都合のためのような日にちでも、
敬老の日に意識を持つことはいいことですね。

でも、日にちの制定された理由を思うと、
休日取得のために無理やり制定された日が、
覚えにくいのは否めません。

父の日や母の日、敬老の日を知り、
家族で祝うことは、お互いに感謝し、
尊重するいい機会になります。

せっかく定められた日があるのだから、
家族でお祝いしましょうね。

またその意味を知り、
先人たちが大切に家族を思った気持ちを受け継ぎ、
大切にして行きたいものです。

お祝いは特に何をするという決まりはありません。
敬老の日には行政が紅白まんじゅうを配る、
なんて活動をしているところもありますね。

我が家では、
母の日は子どもたちからプレゼントがあります。

父の日は、夕食をちょっとアレンジして、
好物を並べて感謝の気持ちを表します。

そして、ちょっとしたプレゼントをするだけです。

本当は何か、欲しいものがあるのかもしれませんが、
父は「何も要らない」と言うだけです。

父の日が過ぎたら、誕生日が来るんですよねぇ・・。

日々の暮らしに、
ちょっと感謝の気持ちを伝える習慣は、
大切にしていきたいですね。

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