浴衣のおしゃれな着こなし方にはコツがあるのでしょうか?
男性でも、素敵に自然な感じで着こなしている方を見かけます。
お祭りの揃いの浴衣も同じ浴衣なのにきっちりきれいに着ていると、思わず振り返ってしまいますよね。
男性の浴衣 素敵な着こなし方は?
なぜ暑い夏に浴衣をわざわざ着るのかというと、浴衣は綿や麻などの天然繊維が使われているので、風通しがよく、汗も吸ってくれます。
下着は、Tシャツでも肌襦袢でもOKです。男性用の浴衣は反物の種類は限られています。無地の黒や紺、縞、格子などから選びます。
サイズは身長より20㎝か25㎝短めのものを選びます。反物では寸法をとり仕立ててもらいます。
仕立て上りまでは通常2週間ほどです。
帯はラフな兵児帯か、粋な角帯にします。帯の色は最大のおしゃれポイントです。
浴衣と同系色で濃淡をつけるか、反対色で目立つかはお好み次第です。帯の色を鼻緒の色と揃えて無難に決める、帯に色のポイントとなる差し色の扇子を挟むなど、工夫します。
角帯は、白っぽい色で爽やかに決めるか、ピンクや茶色などで、敢えて今風なコーディネートにするかはセンス次第です。
洋服と同じで、似合わなければ話しになりませんから、浴衣の色が決まったら、小物で差をつけましょう。
小物は手ぬぐいや、履物、羽織紐、巾着、帽子などがあります。
ポイントは粋や、カジュアル、伝統など、テーマを決めて、ちぐはぐにならないような統一感を持たせることです。
歩き方が摺り足になってしまわないように、普段通りで気持ち歩幅を狭くします。膝が曲がらないのは洋服の時と同じです。
女性の浴衣 きちんとした着こなし方は?
浴衣にも流行があります。ここ2、3年は落ち着いた伝統柄で正統な着こなしをするようになりました。
一時期流行った洋風のサンダルや、レースの半襟やレースの手袋は姿を消しています。
古典柄のろうけつ染の花柄は格調高く、自分に似合う柄も見つけやすいですね。シボが入ると軽くおしゃれな感じになります。
着方は自分から見て右手が肌につきます。右を肌につけ左を重ねます。逆を左前といって、死に装束になります。
足首のところに丈がくるようにして、腰紐で位置を決めて結びます。位置はおへそよりも10㎝程上です。
余った布は紐のあたりできれいに伸ばしてたたみます。上から帯を巻いて結びます。
女性の浴衣の着こなしはとにかくきちんと着ることです。天然素材の夏の浴衣は、座ればシワになりますから、襟元はきちんとまっすぐに整えて、襟抜きは背骨が見えてしまう程にはしません。
足袋ははかないのがルールです。素足に下駄が正統派なんですよ。浴衣の生地に古典柄を選んだら、着こなしも小物も正統派でいきましょう。
生地や帯を現代風にアレンジする場合は、小物まで、考えなくてはまとまりがつかなくなります。
羽毛の扇子に古典的な浴衣や帯ではどうにもなりません。
足元をサンダルにしたら、扇子や帯や巾着まで、アレンジしないとちぐはぐになっておしゃれな雰囲気は出ないのです。
麦わらのハットに三つ編みの女性を見かけましたが、浴衣は黄色を基調とした縦縞で赤やオレンジ、黒でした。
足元は黒いサンダル。半端帯が黒で、オレンジの半襟、バッグは南米風の麦で編んだショルダーバッグ。
上手な組み合わせに驚きましたが、しいて言うなら、黒の塗り下駄で、鼻緒がオレンジだったら粋でしたね。
一点本物を入れると格が上ります。
まとめ
浴衣のコーディネートがわからない? 洋服とそれほど違わないのですよ。
異素材の組み合わせには注意が必要なんです。皮と綿や麻だったり、ポリエステルの浴衣に絹の帯を使いたい場合は、小物につなぎ素材を使って違和感をなくします。
洋服でもブレストを金属にしたり、ネックレスをビーズにしたり変えることでちぐはぐな感じに統一感を持たせるでしょ?
そう考えると、浴衣もすごくバリエーションが豊富ですね。
うちわの柄だけでも印象が変わります。
和物の髪飾り、見に出かけませんか? 櫛やかんざし、鹿の子、とても可愛くて、すぐに使ってみたくなります。
着物だと帯留め1つでも高価ですが、浴衣に合わせるなら気軽に買えちゃいます。
いつもと違う自分を演出するのってなんだか楽しい。
子どもとペアや、家族分丸ごとコーディネートして、花火大会に出かけましょう!!
旦那様や子どもたちは、気軽な甚平姿も夏らしくていいですよ。
日本の夏を満喫する準備は整いましたか?
関連記事はこちら↓