重曹は汚れが良く落ちるの?
それは違うのです。
重曹って、天然由来の成分だから、
健康にも環境にも優しいのです。
お子さんがいる家庭や、アレルギーのある家族がいたり、
みなさんそれぞれの理由で重曹を使います。
一般家庭からの依頼でも、
洗剤を使わないでってケースがあります。
ですので、
重曹だから簡単に汚れが落ちるって事ではないのです。
洗剤を使うお掃除よりも3倍時間がかかります。
料金も少しだけプラスしています。
元々重曹はベーキングパウダーがわりに使ったり、
胃薬に入っていたりします。
食べてしまっても問題がないので、
体にも環境にも優しい素材です。
キッチンの掃除を
重曹でやってみよう
重曹は弱アルカリ性なので、
酸性の汚れを中和する働きがあります。
油汚れや鍋のこびり付き、窓ガラスにも使えます。
排水口の滑りもいけます。
湯垢と茶渋もきれいに落とせる優れものですね。
生ゴミや靴の臭いも消してくれます。
重曹の使い方は、粒子が細かくて水に溶けにくいので、
クレンザーがわりに使います。
発泡性を利用して、こびりつき汚れを浮かせる。
つまり、そのまま使ったり、ペーストにしたりします。
では、実際の使い方を説明しますね。
油まみれのレンジフードフィルターに
粉のままふりかけたあと1時間放置します。
まんべんなく振りかけましたか?
メラミンスポンジでこすると、
するすると油が剥がれます。
お湯で流しながら、
ブラシでネット部分も丁寧に落として下さいね。
ガスレンジの五徳は元々黒い色をしているので、
汚れが目立ちません。
受け皿はきれいなのに、五徳はひどい状態。
だいたいほとんどの家庭ではそんな感じです。
まず、重曹水を作ります。
鍋いっぱいの熱めのお湯に重曹大さじ2杯です。
重曹水につけて10分煮たら、
2時間程かけて冷まします。あとは擦り洗いします。
こびりつきが残ったらスチールウールに重曹をつけて擦ります。
次に汚れている場所は、電子レンジの中。
飛び散りなどでベトベトに汚れています。
でも庫内はわりに黒い色だったりして、
手を入れて壁面に触らないと気付かずにいて、
忘れがちですね。
どんぶりに重曹小さじ一杯を入れてレンジで3分。
重曹成分を含んだ蒸気で汚れを柔らかくします。
蒸気の力で柔らかくなった重曹を拭き取ります。
10分ほど放置した後の方が汚れがよく落ちます。
熱いお湯で絞った布巾や、古タオルで拭き上げます。
重曹は先にも書きましたが、アルカリ性です。
使ってはいけない材質や場所があります。
結構使えないものもありますから、
頭に入れておいて下さいね。
アルミ製や銅製の調理器具、そして天然繊維、
皮革や畳には使えません。木工製品もシミになります。
特に白木の家具や高価な家具はやめておきましょう。
無垢材もダメなんです。
ウルシを塗ったもの、宝石、大理石、
ワックスが塗られているもの。
キズがついてしまう可能性があります。
つまり重曹は万能ではないのです。
対象の特徴と重曹の特性を知って使い分けることが大事ですね。
そして溶けにくいことから、
どうしても白い部分が残る可能性もありますから、
よく拭き上げることも必要です。
掃除にはそれぞれ、
掃除をしたい物に対して専用の洗剤がありますから、
特殊なものには使わないようにしましょう。
水回りの掃除にはコツがある
水回りって、家の中限定で水を使う場所のことですね。
キッチンや洗面台、お風呂、トイレも含めて水回りです。
リビングや部屋がきれいでも、
水回りが汚れていると、がっかりしますよね。
逆に水回りがきれいなら、
多少散らかっていても不潔感はないんですよね。
簡単な水回りの掃除のコツは一回完結!
つまり、使うたびに掃除することですね。
トイレは汚れたままでは出ません。
少しでも汚れていたら、
ブラシをかけて、お掃除シートで一拭きします。
使用したら、その都度トイレシートで拭きます。
でも、トイレシートって案外価格が高いと思いませんか?
トイレットペーパーにスプレー型の除菌クリーナーを吹き付けても
トイレシートになります。
使う度ですから、安上がりに越したことはありませんよね。
手順は水タンクまわり、蓋、便座の蓋、便座本体回りですね。
トイレブラシで中の汚れもお掃除します。
慣れてくれば自然に一連の動作として身につきます。
次はキッチンです。
キッチンは使ったら必ず一拭きします。
水分は残しませんよ。
寝る前に食器を洗ったら、
流し台とシンクの中、
ゴミ受けはスポンジに洗剤をつけて洗っておきます。
乾拭きを必ず忘れないようにしましょう。
毎日やらないと、
雑菌の温床になってしまいますから。
きれいにしていると、汚れが目立つので、
一度完璧にお掃除をしてみましょう。
毎日やる習慣が身につくと、
その都度のお掃除は思ったより簡単なんです。
一度きれいになったら、
その度に軽いお掃除をしていれば、
きれいがキープできるのです。
また、床に直接ものを置かないようにします。
お風呂のお掃除も同じこと。
使ったら、最後の人が栓を抜き、拭き掃除をします。
水回りのお掃除のコツは、水分を残さないことです!
まとめ
家事って本当に大変ですよね。
いつも家をきれいにしている人って、手際よく片付けていますよね。
掃除の前に、床に落ちているクツ下を拾って歩いたり、転がっているお菓子の箱なんか片付けたり、気がついた時にすぐ掃除した方が断然簡単で早く済んでしまいます。
まして、キッチンはこびりついたら、落とすのに時間がかかります。
油汚れも同じです。すぐなら簡単に落とすことができますよね。簡単にできることはその場でやってしまいましょう。
習慣にすることが一番ですね。